タイの AIS に行って、SIM2FLY の SIM を、物理 SIM から eSIM に交換してきたときの記録です。手続き自体は当時とほぼ変わっていませんが、2025年2月からタイの eSIM 制度が大きく変わっているので、2026年時点で改めて eSIM 化を検討している方向けに、現在の運用ルールも合わせて整理しました。
目次
【2026年最新】まず知っておきたい eSIM 制度の変更
2025年2月から、タイの通信規制強化に合わせて、海外旅行者の AIS eSIM 申込に実名登録(eKYC)が義務化されました。以下のポイントは、以前から SIM2FLY を使っている方も、これから eSIM 化する方も押さえておきましょう。
- eKYC が必須:パスポート顔写真ページの画像アップロード+本人確認用の自撮り(セルフィー)が必要になった
- 1パスポートあたり登録できる eSIM は3枚までという制限がある
- 購入ルートによって、機種変更時の窓口が変わる:AIS 直販の eSIM は AIS で対応、正規リセラー(esim2fly.com など)で買った場合はリセラー側の窓口で対応
- タイ国外で eKYC 登録を完了した時点で、パッケージの有効期間カウントダウンが始まる(渡航直前の登録が推奨)
なお AIS ショップでの物理 SIM 購入や、店頭での eSIM 交換は、いまも従来どおりパスポート現物と対面での手続きで進められます。以下の体験記の手順もほぼそのまま使えます。
タイの AIS ショップで eSIM に交換する手順(体験記)
eSIM への交換に必要なものは、SIM2FLY を購入したときに提示したパスポートと、eSIM を登録したいスマホだけです。パスポートは、原本を持参しなくても、画像やコピーで大丈夫でした(現在は原本の提示を求められることもあるので、原本を持参するのが確実です)。SIM2FLY の物理 SIM を持参する必要はありません(交換が完了すると物理 SIM は使えなくなります)。
まず AIS のお店に行き、入り口の番号札発行機に、SIM2FLY の電話番号を入力します。
順番が来たら、窓口で「SIM2FLY を eSIM に変更してほしい」と伝えます。パスポートとスマホを渡すと、すぐに eSIM を登録してくれます。
作業はあっという間に終わります。僕のときは5分もかかりませんでした。
ワンポイント:現在は eKYC 化に伴って、店員が iPad でパスポートと顔写真を撮影する流れが加わります。ちょっと戸惑うかもしれませんが、案内どおりに撮影してもらえば大丈夫です。
他の入手ルート(2026年時点の選択肢)
2026年現在、SIM2FLY の eSIM を入手する経路は次の3通りです。
1. タイの AIS ショップで直接(この記事の体験談ルート)
物理 SIM を eSIM に変換したいときや、現地でその場でセットアップしたい方に。無料で対応してもらえます。
2. AIS 公式サイトからオンライン購入(AIS 直販)
公式サイトの Tourist eSIM ページからプランを選び、eKYC 手続きを済ませると QR コードがメールで送られてきます。AIS 直販なので、機種変更や再発行のときも AIS の窓口で対応してもらえます。
3. 正規リセラー経由(esim2fly.com など)
日本語対応の販売代理店から、日本国内で発送してもらえるルート。渡航前に事前にセットアップできる利便性があります。ただし、購入者は AIS の直接契約者ではなくリセラー管理下のユーザーという扱いになるので、機種変更や eSIM の再発行が必要になった際は AIS ではなくリセラーに問い合わせる必要があります。
eSIM 登録後の使い方
eSIM の使い方は人それぞれだと思いますが、僕の場合は3枚の SIM で運用しています。
下の写真は、iPhone XR の設定画面です。
3枚の SIM を使っており、その詳細は下記の通りです。
- 「仕事」:AIS のポストペイド、物理 SIM、常時オン
- 「個人」:AIS のプリペイド、eSIM、いまはオンになっている
- 「旅行」:AIS の SIM2FLY、eSIM、いまはオフになっている
いま電話の着信を受けられるのは、「仕事」と「個人」の2つの番号です。「旅行」(SIM2FLY)はオフになっているので、電話・通信はできません。
ここで「旅行」をオンにしてみましょう。eSIM なので、物理 SIM を抜き差しする必要はなく、iOS の設定を変えるだけで SIM を切り替えられます。
「個人」はオフになり、「旅行」がオンになりました。
タイ国外に出たときは、このように操作するだけで、SIM2FLY を使うことができます。
以前は下の写真のように、iPhone に SIM とピンをセロテープで貼っていたんですが(笑)、もうその必要もなくなります。
旅行や出張で SIM2FLY をよく使われる方には、eSIM 化は本当におすすめです。
eSIM の機種変更(iPhoneやAndroidを新調した場合)
新しいスマホに買い替えたときの eSIM 移行は、購入元によってやり方が変わります。
- AIS 直販の eSIM:iPhone 同士なら「近くの iPhone から移行」機能、Android 14 以降は端末の eSIM 転送機能。または AIS ショップに旧端末・新端末・パスポートを持って行けば eSIM を再発行してもらえます
- 正規リセラー経由の eSIM:AIS ではなく、購入元のリセラー(esim2fly.com など)に注文番号を添えて再発行依頼を出す形になります
- eSIM → 物理 SIM に戻したい場合:タイの AIS ショップに旧端末とパスポートを持って行けば、無料で物理 SIM を発行してもらえます
対応機種の目安
- iPhone:iPhone XS / XS Max / XR 以降、iOS 15.4 以上
- Android:AIS 公式では Samsung 端末(Android 13 以上、One UI 5.1.1 以上)を明示。他機種の対応は購入前に AIS に確認するのが確実です
参考記事
更新履歴
- 2026年7月3日:2025年2月からの eKYC 実名登録義務化、正規リセラーと AIS 直販の窓口違い、機種変更時の手続き、対応機種の目安を追記
※ 本記事の体験談部分は2019年当時のものです。手続きの大枠は変わりませんが、2026年時点の運用ルールは冒頭のセクションを参照してください。



コメント
eSIM便利そうですね。ちょっと思ったんですが、機種変するときって番号変わっちゃうんでしょうか。日本のIIJだと変わるみたいで、楽天モバイルは引き継げるようですね。esim2fly.comのFAQ見ると引き継ぎはできないと書いてありますが、AIS公式ならできるのかな。
https://esim2fly.com/frequently-asked-questions/
I just got a new device, can I move my eSIM to another phone?
AISのお店にいけばできると思います。
でもQRコードって1回しか使えないんですね。てっきり他のスマホでもスキャンすれば使えるのかと思ってました。