
AIS SIM2FLY : AIS公式サイトより
タイ AIS が販売している海外旅行用 SIM「SIM2FLY」の使い方をまとめました。パッケージ一覧、チャージ方法、有効期限の延長、タイでの利用、eSIM 対応まで、この1本で総合的に解説します。
2026年時点の重要な変更点は次の3つです。
- 5G 対応版(SIM2FLY 5G)と、日本専用のSIM2FLY MAX JAPANが追加された
- 2025年2月から、海外旅行者の eSIM 申込に実名登録(eKYC)が必須になった
- 1年間有効のGlobal 2,799バーツ/15GB/365日パッケージが登場した
既存の物理 SIM の使い方は基本的に変わっていないので、以前から SIM2FLY を使っている方はチャージ・再利用の項だけ確認いただければ十分です。
目次
SIM2FLY パッケージ一覧(2026年版)
2026年時点で AIS が販売している主要な SIM2FLY 系プランは、次のようにラインナップが増えています。
SIM2FLY Global(世界100ヶ国以上)
| 料金 | 通信容量 | 日数 | 用途 |
|---|---|---|---|
| 399バーツ | 6GB | 10日 | 短期旅行 |
| 899バーツ | 6GB | 15日 | 中期滞在 |
| 1,599バーツ | 15GB | 30日 | 1ヶ月滞在 |
| 2,799バーツ | 15GB | 365日(1年) | SIM 長期保持 |
2,799バーツの1年パッケージは、2020年代に入って新設された長期保持プラン。次の渡航のたびに買い直したくない方や、たまにしか使わないけれど番号は残しておきたい方に便利です。
SIM2FLY Asia & Australia
利用可能国:日本、韓国、台湾、香港、マカオ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー、中国、インド、オーストラリアなどアジア・オセアニア圏の24ヶ国前後(詳細はAIS公式サイト参照)
- 399バーツ 6GB/10日
- 13GB/10日のプランも別途あり
SIM2FLY MAX JAPAN(日本専用)
日本での利用に特化した新プラン。滞在期間が長めの旅行や出張向けです。
- 859バーツ 15GB/15日(超過後は128kbpsに低速化)
初回のアクティベーションはタイまたは日本の国内でしかできません。アクティベーションから60日以内に日本で使用しないとパッケージが失効するので、渡航直前に登録するのがおすすめです。日本のドコモ・KDDI で音声通話をする場合は VoLTE 対応が必須(iOS 15以降、Android 11以降)。
SIM2FLY 5G
5G 対応のスマホ+渡航先の5Gエリアという条件が揃えば、5G ローミングが使えるキャンペーンプラン。詳細と対象国は AIS のキャンペーンページから確認してください。
on-top(追加パッケージ)
2回目以降、既存の SIM に容量だけ追加購入できるパッケージです。SIM 番号を保ったまま容量を継ぎ足せます。
- 119バーツ 1GB/2日
- 299バーツ 4GB/8日
- 349バーツ 6GB/10日
- 799バーツ 4GB/15日
- 849バーツ 6GB/15日
SIM2FLY を購入する
タイで購入する場合は、デパートや空港にある AIS ショップで買えます。パスポートの原本が必要なので必ず持っていきましょう。
日本国内で先に手に入れたい方は Amazon などのオンラインでも購入できます(物理 SIM)。eSIM 版は下記の公式ページからオンラインで買えます。
【重要】2025年2月から eSIM 申込に実名登録(eKYC)が必須
海外旅行者向けの AIS eSIM は、2025年2月からタイ現地の法規制に合わせて実名登録(eKYC)が義務化されました。物理 SIM を購入する分には従来どおりですが、オンラインで eSIM を買う場合、下記の手続きが必要です。
- AIS 公式サイトで Tourist eSIM プランを選択
- パスポート顔写真ページの画像アップロード
- 本人確認用の自撮り(セルフィー)を送信
- 審査後、QR コードがメールで発行される
1つのパスポートで登録できる eSIM は3枚までという制限もあります。同じパスポートで4枚目以降を登録することはできません。
また、タイ国外で eKYC 登録を完了した時点で、有効期間のカウントダウンが始まる仕様になっています。渡航直前(出国24時間以内)に登録するのが実務上おすすめです。
購入後は my AIS アプリをインストール
SIM2FLY をチャージしたり、残高・期限を確認するには AIS の公式アプリ「my AIS」(アプリ名: myAIS)が必要です。App Store / Google Play どちらでも無料でダウンロードできます。
my AIS にログインするときは、AIS のデータ通信に接続しているか、AIS から SMS を受信する必要があります。SMS の受信はどこの国にいても無料なので、そのまま使えます。
主な機能:
- 残高・データ容量・有効期限の確認
- トップアップ(各種決済に対応)
- パッケージの購入・変更
- 提携 ATM でのカードレス出金
- 24時間チャットサポート「Ask Aunjai」
- AIS Points(提携店で使えるリワード)
SIM2FLY を利用開始する
スマホの「データローミング」をオンにすれば、SIM2FLY の利用が始まります。有効期限のカウントダウンもこの瞬間から始まるので、機内では必ずデータローミングをオフにしておきましょう。
現地に到着したらデータローミングをオンにするだけで、AIS のローミングに自動接続されます。
SIM2FLY の残高・有効期限を確認する
2つの方法があります。
USSD コードで確認
- 残高・有効期限:
*121#📞 - データ残量:
*111*6#📞 - タイ国内プラン確認:
*111*3#📞 - 5G 対応確認:
*987#📞 - 電話番号確認:
*545#📞
my AIS アプリで確認
アプリのホーム画面で「Balance」に残高、「Valid Until」に有効期限が表示されます。日/月/年の順です。
チャージ1回ごとに有効期限が1ヶ月延びます。金額に関わらず1回のチャージで1ヶ月延長されるので、5バーツ × 10回 で10ヶ月分の延長も可能です。長期保持派には便利な仕様です。
SIM2FLY を再利用する
SIM2FLY を1回で捨ててしまうのはもったいないです。
物理 SIM は、最初の購入時が Asia & Australia 版 399バーツ/Global 版 899バーツですが、次回以降はどちらも on-top パッケージ扱いで安く追加購入できます。SIM を取っておいて、次回の旅行前にパッケージを買い足せば、初回価格より安く再利用できます。
最初にどのタイプの SIM2FLY を購入しても、後から購入するパッケージに制限はありません。アジア・オーストラリア版の SIM を持っていても、次に Global 版のパッケージを追加購入することが可能です。
my AIS アプリを開いて「Package」→「Apply SIM2FLY On-Top Package」を選ぶと、追加パッケージを購入できます。
注意:SIM2FLY でない通常の AIS の SIM では、SIM2FLY のパッケージは購入できません。my AIS の Home で「Current Package」を選択して「SIM2FLY」と表示されていれば、それが SIM2FLY です。
SIM2FLY にチャージする
2回目以降に利用するとき、またはタイ国内で使い続けたいときはチャージします。パッケージ価格は税込み表示なので、299バーツのパッケージなら300バーツをチャージすれば足ります。
チャージ方法1:my AIS アプリから
アプリを開いて「Top up」を選択。決済手段は Rabbit LINE Pay、クレジット/デビットカードなどに対応しています。
チャージ方法2:タイのコンビニ・スーパー
セブンイレブン、Family Mart、Big C、Lotus’s などのレジで「AIS チャージしたい」と伝え、電話番号と金額を伝えれば OK。バウチャーの形式で受け取り、120<バウチャーコード># をダイヤルすれば反映されます。
チャージ方法3:mobiletopup.com など海外サイト
日本や他国からもチャージできる決済サイト。GCash・PayMaya・PayPal・銀行振込・クレジットカードなど、多様な支払い手段に対応。SIM 番号と金額を入力して決済すれば SMS で即時反映されます。
チャージ方法4:TrueMoney Wallet
タイのモバイルウォレット TrueMoney Wallet からも AIS 番号にチャージできます。国内銀行と紐付けている方に便利です。
SIM2FLY をタイで利用する
データ通信
SIM2FLY はタイ国内でも普通の AIS 回線として使えます。初回パッケージには「タイ国内500MB」といったボーナスも付属していることがあります。追加でタイ国内向けのパッケージを購入することも可能です。
音声通話
SIM2FLY は音声通話にも対応しています。日本のドコモ・KDDI にローミングする場合は、VoLTE(AIS HD Voice)が必須です。iOS は 15 以降、Android は 11 以降で対応しています。
SIM2FLY を eSIM で利用する
eSIM 対応スマホなら、物理 SIM の抜き差しなしで SIM2FLY を利用できます。詳しい交換手順は、下記の別記事にまとめています。
2026年時点で押さえておくべきポイントは次の3つです。
- 2025年2月から eKYC(実名登録)が必須。パスポート画像+自撮りが要る
- 1パスポートあたり登録できる eSIM は3枚まで
- 正規リセラー(esim2fly.com など)で購入した場合、機種変更や再発行の窓口は AIS ではなくリセラーになる
代理店を通じたオンライン購入(正規リセラー)
現地に来る前に SIM2FLY の物理 SIM や eSIM を入手したい場合、AIS 公式のほかに、日本から発送してくれる正規リセラー(esim2fly.com など)があります。日本語対応の販売代理店もあり、渡航前に日本国内で受け取れる利点があります。
ただし、リセラー経由で購入した eSIM は、AIS の直接契約ではなくリセラー管理下の契約扱いになります。機種変更や eSIM の再発行が必要になった場合は、AIS ではなく購入元のリセラーに問い合わせる形になります。この点は AIS 直販の SIM とは違うので、購入時に窓口を確認しておくと安心です。
AIS の USSD コード一覧
覚えておくと便利な USSD コードをまとめました。
| 用途 | コード |
|---|---|
| 電話番号確認 | *545# |
| 残高・有効期限 | *121# |
| データ残量確認 | *111*6# |
| タイ国内パッケージ確認 | *111*3# |
| 5G 対応確認 | *987# |
| バウチャーコードでチャージ | *120*<バウチャー># |
SIM2FLY と他社の海外用プリペイド SIM の比較
海外用プリペイド SIM の中で、SIM2FLY は次のような特徴があります。
- 1枚で世界100ヶ国以上に対応(Global 版)
- 使い切りではなく、繰り返し使える(チャージで期限延長可、最大1年)
- タイの AIS 網内でも通常の SIM として使える
- eSIM 対応(要 eKYC 登録)
「タイに行くたびに新しい SIM を買う」のではなく、「同じ番号を持ち続ける」運用ができるのが、他社の使い切り型プリペイド SIM との最大の違いです。長期滞在派・複数回渡航派にとってはコスパの良い選択肢です。
更新履歴
- 2026年7月3日:2026年版として全面更新。5G 版・MAX JAPAN・1年パッケージ・eKYC 実名登録義務化・リセラー窓口の話を追記。USSD コード表を最新化
- 2020年1月:代理店を通じたオンライン購入の追記
※ 本記事は2026年7月時点の情報です。料金・容量・キャンペーン内容は変わることがあります。最新情報は AIS の公式サイトでご確認ください。


コメント
始めてコメします
大変詳しいそして有益な情報感謝いたします
実は今回サワナケートにビザ取りを計画
バンコクーサワナケートーバンコクが旅程ですが
ラオス・サワナケートではSIM2FLYのボーダーカントリーパッケージを
考えていますが タイ国内(当方trueユーザー)をSIM2FLYの追加パッケージなど無いでしょうか? SIM2枚は必須でしょうか? よろしくお願いします
ご質問の内容を整理させてください。
タイ在住のtrueユーザーで、現在はsim2flyを持っていない。
バンコクからサワンナケートへ往復するので、
ラオスとタイでデータ通信をしたい、
ということでしょうか?
分かり難い文章ですいません
その通りです
ただ現在AIS SIM2FLY(有効)のSIMはあります
よろしくお願いします
返信が遅くなってすみません。
それでしたらラオスではボーダーカントリーパッケージを利用、
タイでは通信パッケージを購入して利用、またはいまお使いの true を利用
という方法になりますね。
タイとラオスの2つの国を、1枚のSIMで通信するのはできないと思います。
ご回答ありがとうございました
やはり一枚のSIMで済ますことは無理のようですね
情報宝庫の貴ブログこれからもフォローさせていただきます
nisizawa 様
Fly2Simを2019年2月にAmazonJapanのウエッブサイトで購入し、2019年3月にインド・アンドラプラデシュ州ビジャナヤワダ市で8日間だけ使った者です。
その後、SIM2FLYはほったらかしにしていたのですが、また、インド・アンドラプラデシュ州ビジャナヤワダ市に出かける予定が入り、ほったらかしにしていた、2019年3月に8日間使った、Fly2Simを再利用できるのかどうか?
知りたいと思い投稿させて頂きました。
お忙しいとは存じますが、御回答頂ければ幸いです。
桂さん
2019年3月でしたら問題なく使えるはずです。
記事で解説した my AIS アプリを使うか、コマンド
*121#:残高と有効期限を確認
*545#:自分の番号を表示
などを使って、有効期限を確認してみてください。
初めましてyasuと申します
sim2fiy(アジア版)について質問させていただきます
今年3月に日本で購入後タイに旅行し、トップアップをし有効期限は2020.05.27までになっていますが、記載されています再利用方法にて試してみたのですが、
「Package」内には「Apply SIM2FLY On-Top Package」このような表示がありません。
どのようにしたら購入できるのか詳しく教えてくださいませんか。
よろしくお願いします
yasuさん
おそらくそのSIMがSIM2FLYではないのだと思います。
myAISアプリの「Home」で「Current Package」を選択すると、何と表示されますか?
sim2fly399B Non-Stop All NW 0.99/0.25B/minEXVT
と表示されています
たびたびすみません
先ほどの相談ですが、Apply SIM2FLY On-Top Package」は見つかりましたが
クリックすると[your requested transaction is not found]とポップアップが出てしまい、その先に進めません、ちなみに現在の残高は163バーツです
よろしくお願いします
ちょっとわからないので、何をクリックされたのか、詳しく書いていただけないでしょうか。
MY AISアプリからHome-Package-Apply Sim2Fly ONTop Packageをクリックすると
[your requested transaction is not found]とポップアップが出てしまいます
ありがとうございます。
僕も同じことを試してみたのですが、そのポップアップは出ませんでした。
原因はちょっとわからないです。
このアプリはたまに調子悪いことがありますので、少し時間を置いてからまた試してみてください。
私もamazonで購入してから約1年経って使おうとしたところ、myAISのアプリからのsim2flyパッケージ購入ができなくなりました。Padkage>Apply Sim2Fly ON-top packageで”Your requested transaction is not found”となってしまいます。仕方なく、USSDコードから購入し、何とか使えていますがひやひやものですね。
Amazonで購入したものなので、ID連携の問題かなと思っており、次にタイに行くとき自分のIDで購入しなおすことを考えています。
ありがとうございます
後ほど試してみます
本情報とは関連外のお問い合わせかと思いますが、SIMに関するご質問となります。
最近、ポイントサイト(ECナビ、PEXなど)でポイント交換の際、登録電話番号への本人確認認証を求められるようになりました。確か、格安SIMの場合は050から始まる番号だと思いますが、これだと登録不可で、「070、080、090で始まる11桁の国内携帯番号」のみ可能とのことで困っております。「070、080、090で始まる11桁の国内携帯番号」を海外
から格安SIM料金並みに取得することはできるのでしょうか。
私の知っている限りではありません。
こんにちは
sim2flyの情報が一つにまとめられており、重宝しております。
一点、記事では「SIM2FLY ボーダー・カントリー版:容量無制限」となっておりますが、今は「 利用可能データ量 2GB」なようです。お知らせまでに。
ありがとうございます。『2GB(2GBを超えると128bps)』に訂正しました。
情報ありがとうございます。
とても参考になりました。
質問なのですが、50日程度旅行に行きます。
NISIZAWA様だったら、どのようなSIMを購入しますか?
■周遊:ドバイ(2日)、スイス(1カ月)、スペイン(1週間)、フランス(1週間)、イギリス(1週間)、エジプト(2日)
■期間:約50日
1万円程度のグローバルSIM(1年間)を購入したいと思いましたが、Amazonでは売っていないようです。。
期間が短いSIMを買ってトップアップの方法になるのかなとも思いました。
アドバイス頂けますと幸いです。
よろしくお願いします!
岡部さん
コメントありがとうございます。
50日ですか…長いですね。
僕だったら、もし日本で ahamo か楽天モバイルの契約をしていたら、出国後はそれを使えるだけ使います。
ahamo は出国から15日間、楽天は月に2GBまで使えます。
楽天は、毎月1日になれば2GBの海外ローミングの通信量がリセットされるので、日程次第で2GB x 2~3回使えますね。
その後に使う SIM2Fly も持っていって、ahamo/楽天を使い切ったら切り替えて、あとはチャージしながら使う感じでしょうか。
ヤフーショッピングで「ヨーロッパ SIMカード」と検索すると、15日間 3.5GB で2,200円のSIMもあるようですね。これを2~3個持っていってもいいかもしれません。
別記事にも書きましたが、楽天モバイル+Android ですと日本との通話が無料ですので、海外生活とは非常に相性が良いです。
楽天を2~3回線契約して、切り替えて使うのもいいかもしれません。月1,078円は激安です。
以上、ご参考になれば幸いです。