タイ気象局は、タイが2019年10月17日から乾季(寒季)入りすることを発表しました。
今年の乾季は2020年2月中旬ころまで続き、2018年よりも寒く、長い乾季になるそうです。予想最低気温は20~21度。昨年の乾季の 21.9度よりも少し寒くなると予想しています。
特に寒くなると予想されるのが、北部のチェンラーイ県とナーン県、東北部のサコンナコン県とナコンパノム県で、予想最低気温は7~8度。
バンコクの予想最低気温は15~17度。タイに慣れた人にとっては、涼しいを通り越して寒い日々になりそうですね。
気象局が乾季入りと同時に発表したその他のデータも紹介しておきます。
↓こちらは乾季の開始日。
縦軸は日付で、一番下は10月1日、一番上が11月18日。
横軸は年で、2526年(=1983年)から2562年(=2019年)まで。
乾季の開始日がプロットされています。
赤はエルニーニョの年、青はラニーニャの年、緑は普通、黄横線がモデルケース、青横線が平均です。
このグラフを見る限りでは、エルニーニョやラニーニャと、乾季の開始日には関係がないように見えます。
↓こちらは乾季の日数。
縦軸は日数で、一番下は90日、一番上が150日。
横軸は年で、2526年(=1983年)から2562年(=2019年)まで。
乾季の日数が棒グラフで示されています。
赤はエルニーニョの年、青はラニーニャの年、緑は普通、横線が平均日数(122日)です。
ちなみに、タイの季節は大きく3つに分けられます。(南部では多少異なります)
- 暑季(夏季):3月~5月頃。雨はたまに降る程度。
- 雨季:6月~10月頃。雨がもっとも降るのは8~10月
- 乾季(寒季):11月~2月頃。雨はほとんど降らず、特に北部では気温が下がる。絶好の行楽シーズン
また、タイ気象局は、寒さの基準を次のように定めています。
- 涼しい(Cool):気温18度以上~23度未満
- やや寒い(Moderately Cold):気温16度以上~18度未満
- 寒い(Cold):気温8度以上~16度未満
- 非常に寒い(Very Cold):気温8度未満
さすが熱帯だけあって、日本とは全然違う基準が面白いですね。