バンコクから車で2時間、日帰りで行けるクンダーン・プラカーンチョン・ダムへ遊びに行ってきました。
ここでは、舟に乗ってダム湖の滝を巡り、自分でカートを運転して堤防の上をドライブできます。週末の日帰り旅行先としておすすめです。
この記事では、私が 2018年8月に訪問したときの実体験を基にして、ダムへの日帰り旅行を紹介しています。
目次
クンダーン・プラカーンチョン・ダムの概要
クンダーン・プラカーンチョン・ダムは、ナコーンナーヨック県にあり、バンコクからの距離は約130km、車で約2時間で行けます。
地図:
このダムの貯水量は 2.24億トン。
東南アジア最大のプミポンダム 2.39億トン、日本の黒部ダム 1.58億トンと比較しても、かなり大きなダムであることがわかります。
また、堤防の長さは 2,720m で、これはタイ最長です。
舟に乗って滝を巡る
ダムに到着すると、駐車場のすぐ先に、観光ボートの案内所があります。
観光ボートの料金は:
- 1~5人:1,000バーツ/1艘
- 1~10人:ひとり200バーツ
- 10~100人:ひとり150バーツ
値段をタイ数字で書いているので、英語で話しかけるとボッタクってくるかもしれません。タイ語推奨です。
僕はそのへんにいたカップルに話しかけて、500バーツずつの割り勘にしました。
この観光ボートは、3ヶ所の滝を案内してくれます。所要時間は約2時間です。
滝その1:パー・ガーム・ゴーン滝
滝と言っても、タイに詳しい方はよくご存知だと思いますが、華厳の滝や白糸の滝を想像してはいけません。渓流に、ちょっと段差がある程度です。
ここでは、岩場を50mほど登ると滝に出ます。段差が大きく、水の流れも急なので、小学生以下のお子さんはやめといたほうがいいでしょう。
滝その2:クローン・クラーム滝
近くでキャンプをしている人たちが、ゴムボートを漕いでここに来て、魚釣りをしていました。
滝の手前が、樹木のアーチになっています。
船頭さんによると、ダムの水位によって歩く距離がだいぶ変わるそうです。水位が下がると、舟を遠くに留めないといけないので、歩く距離が長くなります。
滝その3:チョンロム滝
ここはかなりの急流です。
10~11月になると、水位は今よりも2~3m上がり、そのときここには竹の橋がかかるそうです。僕が行ったときは、その橋は壊れ、残骸が水面に浮いていました。
カートで堤防の上をドライブ
ここでは、ゴルフカートを約1時間350バーツで借りて、タイ最長 2,720m の堤防上を自分でドライブできます(要免許)。
ゴルフカートを借りない場合は、乗合バスでも行くことができて、その場合はひとり60バーツです。
ゴルフカート・乗合バスは、小さなお子さん連れでも大丈夫です。
放水も間近で見れます。音と水しぶきがど迫力でした。
堤防の高さは 93m。高層ビルの上から下を見ているような感じで、足がすくみますね。
ダムの正面にて
最後に、ダムの正面で記念撮影してから帰途につきました。
こちらはネットで見つけた放水時の動画です。すごい水量ですね。
いつ行くのがベストか?
ダム貯水量のグラフです。
貯水量が最も少ないのは5~6月、最も多いのは10~12月になっています。
この場所は一年中楽しめますが、貯水量が最も多く、乾季になる10~12月がベストシーズンでしょう。
下のウェブサイトでは、2018年3月16日に同じ場所を訪れています。
乾季の終わりには、水位は低くなり、草が生えて、また違った風景になるようですね。