2018年4月のタイ正月に、タイからインドネシア・ジャワ島東部を旅行してきました。8泊9日の旅程で、費用は1人あたり約6万円でした。
この記事では、僕の経験を基にして、インドネシア・ジャワ島東部旅行の見どころ、予定の組み方、手配の仕方などのコツをまとめました。内容、料金、レートなどは2018年4月時点のものです。
旅行の計画を立てる際のご参考になれば幸いです。
目次
ジャワ島東部の主な見どころ
ボロブドゥール遺跡
そして世界遺産ボロブドゥールへ。8世紀に建てられた仏教寺院。
この時代の遺跡は共通する部分もありますね。
早朝から行ったものの、とにかく暑くて大変でした、、、 pic.twitter.com/09taWt88ET— nisizawa (@nisizawa) April 9, 2018
プランバナン遺跡
そしてジャワ島にもう1つある世界遺産、プランバナン寺院へ。
こちらは9世紀に建てられたヒンドゥー寺院。
タイやカンボジアにあるヒンドゥー遺跡よりも古いのにこの高さはすごい。まぐさ石(2枚目)、リンガ、ヨニ、シヴァ、ナンディーといった辺りは馴染みのキャラ。 pic.twitter.com/vPzeKhxOXz— nisizawa (@nisizawa) April 9, 2018
ブロモ山
ブロモ山頂。火口からは水蒸気が上がっているが、硫黄の匂いはほとんどしない。穴の深さは200mくらいだろうか、怖くて足がすくんだ。
カルデラの稜線は細くて高い。そこを歩いていって写真撮る人も。そのうち誰かが落ちそうだ。 pic.twitter.com/OUpfw7l4Yn
— nisizawa (@nisizawa) April 12, 2018
イジェン山
イジェン山頂のカルデラ湖。白い煙の場所では硫黄が噴出してる。
硫黄ガスが出ていると聞いて、一応マスクを用意していったが、そこまでではなかった。
暗いうちに来るとブルー・フレイム、青い炎が見られるそうだが、僕らは遅く来たので見られず。
風が強く、タイ人が半袖で凍えていたw pic.twitter.com/fiatn6PAmm
— nisizawa (@nisizawa) April 13, 2018
旅の手配のポイント
航空券とホテルは、自分でネットで予約できますが、問題は現地の移動です。僕は自分で宿や移動を手配しながら移動しましたが、インドネシアでは外国人旅行者へのボッたくりが多く、何回もボラれ、結局費用も高くつきました orz
現地の旅行会社に行き、
1. ボロブドゥール遺跡・プランバナン遺跡のツアー
2. ブロモ山とイジェン山のツアー
の2つのツアーに申し込むのが簡単で、旅費も抑えられます。
旅行会社はジョグジャカルタにたくさんあります。ジョグジャカルタで現地入りしてから、現地の旅行代理店で申し込めば大丈夫です。
ブロモ山~イジェン山を回る現地ツアーは、移動、朝食、宿泊込みで 1,000kルピア=約7,900円程度です。旅行代理店はここの通り[Google Map リンク]に5軒くらいありました。夜でも営業しています。
旅程
概要
日本/タイ発 ~ ジョグジャカルタ着 〜 ボロブドゥール・プランバナン遺跡 〜 ブロモ山 〜 イジェン山 〜 バリ島発 ~ 日本/タイ着
という経路で移動すると、一本道になり、無駄なく移動できます。
4泊5日の日程ですが、最終日の夜便で帰れば、3泊4日でもギリギリなんとかなるかもです。体力的には大変そうですが。
日程詳細
日程に余裕があれば、ジョグジャカルタとバリ島で延泊してもよさそうですね。
1日目
ジョグジャカルタ空港着。
空港カウンターでホテルまでのタクシーを申し込む(85kルピア)。
あらかじめネットでジョグジャカルタ駅周辺[Google Map リンク]のホテルを予約しておく(約400kルピア)。
この日のうちに旅行代理店に行き、2日目の遺跡ツアー(150kルピア)、3日目以降のブロモ山〜イジェン山〜バリ島ツアー(1,000kルピア)を申し込む。
ジョグジャカルタ泊。
2日目
昨夜申し込んだツアーに参加して、ボロブドゥール遺跡、プランバナン遺跡を見学。
両遺跡の入場料504kルピアが別途必要です(クレジットカード払い可)。
その後、バスや寝台列車で移動し(移動手段はツアーによる)、ブロモ山近くで宿泊。
なんか寒いなぁ、と思って調べたら、標高2,200mだった。
明日は4時に出発、ジープに乗って、4つの山を巡ってきます。
寒そう〜 pic.twitter.com/G0XJGpSxeq— nisizawa (@nisizawa) April 11, 2018
3日目
朝4時に出発、ジープに乗って移動。プナンジャカンで朝日を見る。
そして夜明け。
インドネシア人を中心に、欧米系、中華系、タイ人の若者少々など、多くの観光客で賑わっていた。
眼下の左下にブロモ山が見える。この後そこへ行く。 pic.twitter.com/2v2m5QG1uo
— nisizawa (@nisizawa) April 12, 2018
ブロモ山に登る。歩いても登れるが、馬に乗ると楽しい(ひとり150kルピア)。
ブロモ山の麓から山頂までは徒歩30分くらいだが、約800円払ってお馬さんに乗ることもできる。
せっかくなので乗ってみた。 pic.twitter.com/JvFVBfnFnr— nisizawa (@nisizawa) April 12, 2018
馬の後ろに行かないようにしてください。僕は蹴られました、、、
この馬の後ろを通ったら、馬に後ろ足蹴りをくらったアカウントがこちらになります。
激痛でしばらく転がっていたが、少し痕ができただけで、いまは何ともないのでご心配なく。
賢明なるフォロワーの皆様は、馬の後ろには決してお近づきにならないでください。 pic.twitter.com/NnbmNMf97I
— nisizawa (@nisizawa) April 12, 2018
その後、イジェン山近くへ移動し、宿泊。
4日目
朝3時に出発、ヴァンに乗り、イジェン山の麓で降りる。
そこから1時間半のトレッキングで、6時頃山頂に到着。
朝3時に宿を出て、イジェン山頂へ1時間半の道のり。
最初は月と星を見ながら歩き、朝日が上がったら空と雲を眺めながら歩く。
馬に蹴られた足も、ゆっくり寝たら良くなった。 pic.twitter.com/CEsDIKN66T
— nisizawa (@nisizawa) April 13, 2018
歩けない人はリアカーも頼めます(登りは400kルピア?、下りは100kルピア)。
イジェン山は硫黄が採れることで有名だ。
採取人は、火口で採った硫黄をリアカーで下ろし、登りではお客さんを運んでお金を稼いでる。
ただ、取りすぎて硫黄が枯渇してるように見えた。 pic.twitter.com/GQ6pWr0Q4z
— nisizawa (@nisizawa) April 13, 2018
7時に麓へ戻り、バリ島へ16時頃着、宿泊。
ホテルはあらかじめネットで予約しておく(約400kルピア)か、飛び込みでも大丈夫そう。
5日目
バリ・デンパサール空港発の便で帰国。
旅行の手配と費用
航空券
Skyscanner, Traveloka, AirAsia などのサイトを使って、比較して買うとよいでしょう。
日本発着の場合:往復4万円~
行き:成田〜ジョグジャカルタ
帰り:バリ島〜成田
バンコク発着の場合:往復3万円~
行き:バンコク〜ジョグジャカルタ
直行便がないのでどこかで乗り換えることになります。僕はジャカルタ経由が渋滞して大変と聞いたので、クアラルンプール経由にしました。
帰り:バリ島〜バンコク
レガシーキャリアもLCCも直行便があります。
ホテル
Traveloka, Agoda などのサイトで、初日のジョグジャカルタのホテルだけ予約すれば大丈夫です。ツアーは宿代込みですので予約は不要です。
その他費用
日程詳細に書いた費用:計2,139kルピア=16,842円
食事など:1日200kルピア×5日=800kルピア=7,874円
通信SIMカード:1,450円
総額 56,000円~
タイからの場合:56,166円
日本からの場合:66,166円
となります。意外と安いですね。
両替
レート:1円=127ルピア、1バーツ=417ルピア
初日、ジョグジャカルタの駅周辺で、必要となる全額を両替しておきましょう。インドネシアは両替所が少ないので、あとで両替するのは大変です。
ATMは割と多いので、クレジットカードのキャッシングを利用すると便利そうです。
旅行の用意
SIMフリーのスマートフォン
現地でネットが使えると、以下のいろいろな便利なアプリが使えます。
iPhone よりも、アプリ内翻訳機能があるAndroid携帯の方が便利です。インドネシア語~英語のGoogle翻訳はかなり使えるレベルに仕上がっています。
現地で通信ができるSIMカード
日本やタイであらかじめ準備しておくと良いです。値段も現地で買うのとたいして変わりません。
Traveloka のスマホアプリ
インドネシア発のホテル・航空券予約アプリ。事前にクレジットカードを登録しておきましょう。現地で急に宿を探すときも、このアプリがあればすぐに予約できます。
Maps me
ネットがなくても使える無料の地図アプリ。事前にインドネシアの地図をダウンロードしておきましょう。登山中や田舎などの電波がない場所でも、通信SIMカードがなくても、地図が使えます。
Grab Taxi
タクシー配車アプリ。上の日程ですとタクシーを使う必要はないと思いますが、インドネシアの他の都市、ジャカルタやスラバヤに寄るなら入れておくと便利です。言葉が使えなくても安価にタクシーを使えます。僕はスラバヤで何回も使いました。
スラバヤ では Grab Taxi が大活躍。タイでユーザー・クレカ登録しておけば他国でもすぐ使えるし、運転手とのチャットも英語で書くと自動翻訳される。
普通のタクシーも使ってみたが、Grab は半額くらいの感じ。近距離なら100円くらいで、運転手さん赤字じゃないかな pic.twitter.com/mNFG7MBXsW
— nisizawa (@nisizawa) April 10, 2018
Android携帯だと、アプリ内翻訳機能を使って、タクシー運転手とのチャットも簡単にできます。
電源変換プラグ
インドネシアの電圧は220V、プラグの形状が特殊ですので、変換プラグが必要です。
僕は毎回忘れて現地で買っているので、家に変換プラグがたくさんあります…
モバイルバッテリー
一日中移動しますので、あった方がよいでしょう。上のリンクに表示しているのは、充電器にモバイルバッテリーが内蔵されたタイプです。便利そうなので、僕も次はこのタイプを買おうと思ってます。
旅行保険
保険付きのクレジットカードでもよいですし、別途買ってもよいでしょう。タイでしたらこのサイトで、1日あたり130バーツ程度で旅行保険が掛けられます。
リンク
旅行記
旅行中のツイートをまとめましたので、ご覧いただければ幸いです。