初めての中国旅行に持っていって良かったもの、必要なもの

(西安の兵馬俑)

(西安の兵馬俑・第1サイト)

2019年の4月に、中国の北京・西安へ7泊8日の個人旅行をしてきました。

2016年に会社の出張で中国・上海へ行ったことはあるのですが、そのときは現地の社員に全て手配をしてもらっています。
自分では何も手配しなかったので、中国を旅行する方法もよくわからないままでした。

今回の中国旅行では、移動・宿泊・食事など全てを自分で手配しました。
その中で、役に立ったもの、持っていって良かったもの、必要なもの、失敗談など、まとめておきたいと思います。

初めてですので、おそらくもっと良い方法もあるかもしれません。
中国旅行の先輩方からのご意見、ご助言をお待ちしております。

目次

SIMフリーのスマホ+Sim2Fly

(西安の鼓楼)

(西安の鼓楼)

ご存知の通り、中国では Google, facebook, Twitter, YouTube, LINE といった、僕らが普段使っているウェブサイトやアプリにアクセスできません。
スマホでは Safari や Chrome といったブラウザも使えません。

VPNというサービスを使えば、アクセスできる場合もあるようですが、中国の規制が年々厳しくなっているため、これも難しいと思います。

ですが、タイの通信会社AISが販売している Sim2Fly というSIMを使えば、制限を受けず、日本やタイにいるのと同じように、インターネットのあらゆるサイトにアクセスできます

今回の旅行では、この Sim2Fly を用意していったので、LINE や Twitter なども利用できて、とても役に立ちました。
日本でも Amazon で購入できます。

Sim2Fly は、1度購入すればチャージして繰り返し使えますので、年1回でも海外旅行に行くなら、1枚持っておくと良いです。
そのやり方については、下記の記事で解説しています。

タイ AIS が販売している海外旅行用 SIM「SIM2FLY」の利用方法まとめ。パッケージ一覧、チャージ、再利用、タイでの利用、残高確認、期限確認、esimなど完全解説。50バーツで期限を1年延長して再利用しましょう。使い捨てはもったいない!

人民元の用意

(北京・天安門前)

(北京・天安門前)

今回の旅行では、次の3つの方法で人民元を用意しました。
レートが良い順に、

  1. 日本のクレジットカード(セディナカード)でキャッシング:レート16.73円/元
  2. タイのUnionPay(銀聯)クレジットカードで決済:レート4.66バーツ/元
  3. タイのスーパーリッチでバーツから元に両替:レート4.73バーツ/元

です。
順に説明しましょう。

セディナカードでキャッシング → レート最良

最も良いレートで両替できるのはこの方法でしょう。
セディナカードの海外キャッシング(現地ATM引出し)がお得なことは、海外旅行者のあいだでは有名です。
詳細は下記の記事をどうぞ。

セディナカードの海外キャッシング(現地ATM引出し)がトクなことが判明して、紹介し始めたのが2013年。セディナカード、有名になりましたよね! そして、私が海外キャシングの現地調査をブログに残し初めたのが2015年。世界34ヶ所以上、20枚

今回の旅行では、中国工商銀行のATMでお金を下ろせましたが、他の2行(銀行名は失念)のATMではエラーになり、下ろせませんでした。
もしエラーになっても、あわてずに他行のATMで試すと良いと思います。

セディナカードよりもアコムACマスターカードの方がお得という説もありますが、アコム(サラ金)の信用履歴が残りますので、あまりお勧めはしません。

タイのUnionPay(銀聯)クレジットカード → 不要

あまり必要ではなさそうでしたが、念のため UnionPay のクレジットカード用意していったところ、ホテルの宿泊代や、観光地の入場料などで UnionPay が使えました。

ただし、ホテルではVISAやMasterなどのクレジットカードも使えますし、観光地の入場料は少額(最高でも150元程度)ですので、現金でも大丈夫でしょう。
UnionPay がないと困る、という場面はありませんでした。

ですので UnionPay のカードは持たなくても大丈夫です。

両替所でバーツから元に両替

日本の空港で両替するのはレートが極悪なのでやめましょう。
北京空港で、荷物を受け取って出たすぐのところに両替所がありますので、そこで両替すれば大丈夫です。
タイ在住の方でしたら、スーパーリッチで両替すれば、割と良いレートで人民元が入手できます。
僕はタイ・スワンナプーム空港の地下にあるスーパーリッチで2000元ほど両替してから行きました。

中国ではあまり両替所を見かけませんでした。
両替するなら銀行になるようですが、銀行での両替はかなり時間がかかります(友人が両替したら15分ほどかかってました)。

中国の地図アプリ:高徳地図

高德地图

高德地图
開発元:AutoNavi Information Technology Co. Ltd.
posted withアプリーチ

中国では Google Map の情報が少なくて役に立たないので、中国製の地図アプリを使いましょう。
中国語が読めなくても漢字が読めればなんとかなります。
このアプリで行きたい場所への経路を調べると、地下鉄・バスの乗換案内も表示してくれます。
今回の旅行ではすごく役に立ったアプリです。

中国製の地図アプリでは、百度地図というのもあり、用意していったものの、ほとんど使いませんでしたが。。。

中国の地図アプリ:百度地図

百度地图-路线规划,出行必备

百度地图-路线规划,出行必备
開発元:Beijing Baidu Netcom Science & Technology Co.,Ltd
無料
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この百度地図、レビュー情報が充実しているという情報をいただきました。

次回の訪中では試してみたいと思います!

翻訳アプリ:VoiceTra

VoiceTra(ボイストラ) - 音声翻訳

VoiceTra(ボイストラ) – 音声翻訳
開発元:NICT
posted withアプリーチ

中国では英語が通じないと聞いていましたが、本当にそうでしたね。
ホテルのフロントで働いている人でも、英語を話せないのにはびっくりしました。
でも大丈夫。
この翻訳アプリを使えば、日本語・中国語に音声翻訳できます。
実用でなんとか使えるレベルです。

ただし、このVoiceTraは、ネット接続がないと使えませんでした。
Google翻訳なら、あらかじめ言語パックをダウンロードしておけばオフラインでも使えますので、Google翻訳の方が良いかもしれません(今回はGoogle翻訳を試すのを忘れました)。

北京の交通ICカード『一卡通』

(北京空港、エアポートエクスプレス乗り場の手前にある切符売り場。ここでICカードの購入・返却ができる)

(北京空港、エアポートエクスプレス乗り場の手前にある切符売り場。ここでICカードの購入・返却ができる)

北京市内を地下鉄・バスなどで移動するときに、日本の Suica と同じようなこのタッチ式のICカードがあれば、切符を買わずに改札を通過できます。

北京空港のエアポートエクスプレス改札前の窓口で買えますので、そこで100元分ほど買うと良いでしょう(エアポートエクスプレスが片道25元)。

出国前に、同じく北京空港のエアポートエクスプレス改札前の窓口に返却すれば、返金してくれます。

北京駅の地下鉄では、切符を買う人で大行列していました。

(北京駅の地下鉄切符売り場。切符を買う人で大行列ができています)

(北京駅の地下鉄切符売り場。切符を買う人で大行列ができています)

ICカードがあれば並ぶ必要もありません。

高速鉄道の予約は Trip.com で可能

(北京西駅の高速鉄道の待合室)

(北京西駅の高速鉄道の待合室)

今回は北京~西安を高速鉄道で往復しました。
予約は Trip.com から、日本語で簡単にできます。

世界中の列車乗車券を予約しましょう。イギリス、イタリア、スペイン、ドイツ、フランス、中国、韓国の列車の時刻と料金を比較できます。公認列車乗車券販売代理店。

ウェブサイトでクレジットカードを使って購入し、乗車の1時間ほど前に駅へ行き、確認メールの番号とパスポートを見せれば、切符を発券してくれます。
北京~西安は2等席で片道ひとり9,135円でした。
乗り心地も悪くなかったですよ。

Booking.com で失敗!

北京の宿を Booking.com で予約したんですが、Booking.com に登録されているホテルの場所が間違っていました。
そのため、高徳地図で正しい場所を発見し、重い荷物を背負ってタクシーで移動と、苦労しました。。。
中国では Booking.com はあまり利用されてないのかもしれませんね。
もし他に、中国を得意とするホテル予約サイトがあるなら、そちらを使ったほうが良さそうです。
やっぱり中国発の Trip.com あたりでしょうか。

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水筒とお茶っ葉

(北京・北海公園近くにて)

(北京・北海公園近くにて)

中国では、空港・ホテル・観光地などのいろいろなところに給水器があって、無料でお湯や水を補給できます。
中国人は水筒を持ち、お茶っ葉を入れてお湯を注ぎ、お茶にして飲んでいます。
僕は水筒を忘れて、ペットボトルを水筒代わりにしていましたが、やはり郷に入っては郷に従えで、中国には水筒とお茶っ葉を持っていくのがおすすめです。

使いたかった!シェアサイクル

(シェアサイクル。各社ごとに色が違い、この朱色は mobiike の自転車)

(シェアサイクル。各社ごとに色が違い、この朱色は mobiike の自転車)

中国では北京でも西安でも、街のいたるところにシェアサイクルが停めてあって、会員になればすぐに利用できます。
ですが今回は登録の仕方がわからず、シェアサイクルを使えませんでした。

もしも使えていたら、非常に便利だったと思います。
下記の記事によると、短期旅行者でも「ofo」という黄色のシェアサイクルを利用できるようです。
中国に行かれる方は、ぜひ使ってみてください。

中国で有名な黄色いシェアサイクル「ofo」。今回は中国のレンタサイクル「ofo(オフォ)」の登録から使い方、注意点までご紹介します。 日本人でも、中国の電子マネー(アリペイやウィーチャットペイ)がなく

「地球の歩き方」は・・・?

地球の歩き方「中国」を持っていったんですが、すごく分厚くて重かったんですよ。
北京ではそれでも頑張って持ち歩いていたんですが、
西安では力尽きましたので、全ページ(といっても10ページ程度)をスマホで撮影して、画像で持ち歩いていました。