これまで、タイのタクシー配車アプリといえば Uber と Grab の2つでした。しかし、Uber は2018年3月には東南アジアからの撤退を発表しました。
・米ウーバー、東南アジア撤退へ=シンガポール同業に事業売却
Uber が去り、今後のタイ市場は Grab が独占するのか!?と思っていたのですが、LINE が提供する配達アプリ LINE MAN が、タクシー配車事業に新規参入しました。LINE MAN は以前から、タイでフードデリバリー、メッセンジャー、配送などのサービスを提供していましたが、今回はそれに加えてタクシー配車の機能を追加しています。
LINE MAN は後発の不利はあるものの、タイ人の 90% が使っているという LINE の知名度を活かせば、シェアを獲得する可能性はあるでしょう。また、Grab も最近は値段が上がっているという街の噂もありますので、競争によって値段が下がることも期待しています。
心配なことは、LINE MAN で配車したときの自動車の種類ですが、バンコク都内のタクシー協同組合と提携しているので、タイのタクシー免許を持った合法(笑)のタクシーが来るそうです。Grab と同じということですね。
Uber はタクシー免許を持たず、違法ということもあって、タクシー運転手や業界とトラブルになることもありましたが、そういう心配もなさそうです。
LINE MAN は、すでに配車サービスを開始しています。現在はサービス開始のプロモーションを実施しており、以下のコードで割引を受けられます。
- ลด120 で120バーツ引き(1回のみ利用可)
- ลด60 で60バーツ引き(2回利用可)
僕も試しに使ってみようとしたのですが、バンコク郊外のランシットでは「Out of service」と表示されて、タクシーを呼べませんでした orz バンコク都内でしたら使えると思いますので、ぜひ試してみてください。