タイ人が投資している日本食フランチャイズをまとめてみた! 投資額は4,900バーツ、約1万5千円から

タイでは日本食が広く受け入れられているのは、みなさんご存知の通り。

(タイのCoCo壱番屋 筆者撮影)

デパートやスーパーに行けば、8番ラーメン、やよい軒、フジといったレストランはどこにもある定番中の定番。ほとんどのタイ人が知っています。

また、レストランよりも安価なフードコートでも、日本食のすかいらーく(現在はタイ資本になりスカイラックと名称変更)や、1貫5~10バーツの持ち帰り寿司はよく見かけます。

タイ人が一番好きな外国料理は日本料理というくらい、タイで受け入れられている日本食。そんなタイの日本食業界に、変化が訪れています。

(タイの8番ラーメン 筆者撮影)

かつてタイでは、日本食レストランの経営者はほとんどが日本人でした。そして数年前からは、タイ人が起業・経営する日本食レストランが増えてきました。

そしていま、タイ人が日本食フランチャイズを経営し、タイ人がそのフランチャイズ権を購入し、タイ人客がその日本食を食べる、という動きが始まっています。つまり、日本人が全く介在しない日本食。日本食はすでに日本人の手を離れ、勝手に歩き始めたわけです。

(タイのフジレストラン 筆者撮影)

この記事では、そんなタイ人によって運営される、タイ人向け日本食フランチャイズを紹介しています

タイで勝手に歩き出した日本食だけあって、日本人から見ると違和感のある外見や味かもしれませんが、そこは大目に見てあげてください。日本人もかつて豚骨ラーメンや明太子スパゲティで同じことをしたのですから。。。

タイ人向け日本食フランチャイズ 13選

将軍エクスプレス

(出典:将軍エクスプレス 公式サイト)

店舗形式の日本食レストラン。この記事で紹介している他のフランチャイズは、屋台・フードトラック・デリバリーなど、投資額が少ない営業形態ですが、この将軍エクスプレスは店舗式、投資額も大きくなっています。

商品はカレー、丼、ラーメンなどで、価格は一品49バーツから。すでにタイで知名度を得た、CoCo壱番屋、すき家、といったチェーン店の、いいとこ取りを狙った感じでしょうか

  • 最低投資額:85,000バーツ
  • リンク:将軍エクスプレス(2018年9月14日以降、公式ページが行方不明です 笑)

すごいラーメン

(出典:すごいラーメン 公式サイト)

このすごいラーメン、僕はシーナカリンの鉄道市場で食べたことがあります。塩味が少し濃かったものの、まぁまぁの味でした。

ラーメンのメニューは52種類。フランチャイズに加入すると、麺やスープ、調味料はすべて提供されるので、ラーメンの知識がなくても(笑)すぐに開業できるそうです。利益率は 50-60%とのこと。

ドクター寿司

(出典:ドクター寿司 公式サイト)

この店名は破壊力ありますね。フードトラックの寿司フランチャイズです。メニューは80バーツ均一。

いま、バンコク周辺ではナイトマーケットが増えつつあり、こういうフードトラックをよく見かけるようになりました。マーケットやイベントを巡回して営業しているようです。家賃がいらない、人が集まる場所で営業できる、といったメリットがあります。

スカイラック・餃子

(出典:スカイラック 公式サイト)

タイでは超有名な日本食のスカイラック。最初は「すかいらーく」という名称で、日本とタイの合弁でしたが、後に日本側が撤退し、名称を「スカイラック」に変更しています。

(タイのスカイラック 筆者撮影)

これは、そのスカイラックが運営する餃子フランチャイズ。餃子だけでなく、タイ人が大好きな練り物揚げ、フライドポテト、唐揚げなども販売しています。利益率は40~50%で、投資は1~3ヶ月で回収できるというのが謳い文句です。

あいこパン

(出典:あいこパン 公式サイト)

あんぱんのフランチャイズ。あんの種類は20種類あり、これと一緒に飲み物を提供する、屋台だけど、喫茶店のような営業形態です。

日本っぽい、パン屋の女の子のキャラクターを使っているのが上手いですね。

ちょーだい・たい焼き

(出典:ちょーだい・たい焼き 公式サイト)

タイ初のたい焼きフランチャイズ。たい焼きを売っている人が少ない今のうちがチャンス!という売り込み文句です。たい焼きの表面が油でテカっているので、日本のたい焼きとは少し作り方を変えているんでしょうね。

ダディ・シャブ

(出典:ダディ・シャブ 公式サイト)

無店舗デリバリー形式のしゃぶしゃぶフランチャイズ。

タイのしゃぶしゃぶはどちらかというと鍋料理で、日本食とはちょっと違うようにも思えますが、タイでは日本食として認知されています。

しゃぶしゃぶの店舗を作るとかなりの投資になりますが、デリバリーにすることで投資額を抑えているのがポイント。利益率は 50% で、1年間の返金保証付き。

タコシ・フード

(出典:タコシ・フード 公式サイト)

日本食レストランを、屋台・店舗・フードトラックで展開しているフランチャイズ。「タコシ」って何のことでしょうね?

モシモシたこ焼き

(出典:モシモシたこ焼き 公式サイト)

たこ焼き屋台フランチャイズ。すでに10年以上の運営実績があり、たこ焼きの他にも、お好み焼き屋台も運営しているそうです。

ちなみにたこ焼きの具はタコではなく、ソーセージやカニカマなど。タイではタコの入手が難しいし高いので、これは仕方ないですね。

サムライ寿司

(出典:サムライ寿司 公式サイト)

1貫10バーツの持ち帰り寿司屋台。本店に1貫4.5~5.0バーツで注文して、持ってきてもらった寿司を10バーツで売るというシステムです。最低発注数量が250貫で、全部売れれば1,250バーツの儲け。場所さえ良ければ稼げそうですね。

マト寿司

(出典:マト寿司 公式サイト)

1貫5~10バーツの持ち帰り寿司屋台。タイのスーパーなどでよく見かけます。ネタはカニカマ、タマゴ、海藻サラダなど、タイ人の好みに合わせてます。ネタの切り方から握り方まで丁寧に教えてくれるそうです。

鉄板ボーイ

(出典:鉄板ボーイ 公式サイト)

鉄板焼き屋台。生鮮市場などに向いているそうです。7日間の全額返金保証付き。

  • 最低投資額:6,900バーツ
  • リンク:鉄板ボーイ

アイ・モチ

(出典:アイ・モチ 公式サイト)

雪見だいふくのようなモチ・アイスの屋台。最低投資額が 4,900バーツと少ない、というか少なすぎます。1日に50~100人分売れれば1ヶ月の儲けが 15,000バーツになるとのこと。

タイにはセブンイレブンがどこにでもあって、いろいろな種類のアイスを売っているのに、モチ・アイスだけの屋台でやっていけるのか、ちょっと疑問ですね。

  • 最低投資額:4,900バーツ
  • リンク:i-mochi

将来のタイの日本食市場は?

(タイの丸亀製麺 筆者撮影)

多くの日本食レストランがタイに進出していますが、全てが成功しているわけではありません。生き残っているのはほんの一部で、ほとんどは失敗しています。

例えば丸亀製麺は巨額の赤字が続いています。

タイの丸亀製麺についてツイッターでつぶやいたところ、意外に反響が大きかったので、少し調べてみました。売上高、利益等については、タイの商務...

この記事で紹介したフランチャイズも、同じようにほとんどは数年以内に淘汰され、10年後に残っているのはわずかでしょう。でも、そうやって生き残ったフランチャイズの中から、タイで全国展開し、日本へ逆上陸するレストランが出てくるかもしれませんよ。

参考リンク