いきなりまとめ
・ガソリン車は7,500バーツ~でE85対応キットを取り付けられる。
・そのキットをつければガソリン~ガソホール~E20~E85どれでも使えるようになる。
・E85の単価はガソホールの56%程度。経済性の詳細はまたこんど後編で書きます。
以下詳細
僕のクルマはトヨタのカローラ、1.6リットルのガソリンエンジンを積んでおり、普段はガソホール95(=E10、アルコール10%+ガソリン90%の混合燃料)を入れています。このところ、ガソリン価格の高騰が続いてましてて、お財布も厳しい、、、。こんなとき、タイではクルマをガス車(天然ガスとLPGの2種類があります)に改造する人が多いのですが、ウチの奥さんが「ガスは爆発する!」と言って許してくれないんですよね。。。
そんなとき、タクシーに乗って運ちゃんと雑談していたら、彼が良い事を教えてくれました。「E85対応キットを付ければ、E85(アルコール85%+ガソリン15%)も使えるようになるよ。オレも付けて長いこと経つけど、全然問題ない。燃費が約半分になるからお薦めだよ~ん」なんと、そんなものがあるのか!
このページの左下にもタイのガソリン価格が出ていますが、僕の使っているガソホール95は35.43バーツ。E85は19.68バーツ。ほぼ半分の価格と、とっても魅力的。というわけで、去る2012年6月23日、クルマにE85対応キットを取り付けてきました。
僕が行ったのはここの店。エカチャイ102にあります。キットの価格は、取り付け工賃込みで7,500バーツ。僕のクルマは4気筒だったのでこの値段ですが、気筒数が多いともっと高いかもしれません。取り付けはちょうど1時間で終わりました。
気になるキットの内容は、単にエンジンコントロールユニットを改造し、燃料噴射や点火のタイミングを調整するサブコンピュータを追加するだけでした。下のウィキペディアの記事そのまんまです。
ウィキペディア エンジンコントロールユニットの項
これにより現代一般的に行われるECUチューニングはエンジンコントロールユニットのコネクタとハーネスの間にカプラーを挟み込み、入力される情報や出力された制御信号に介入し、特性を変化させる方式が開発された。表を書き換える方式に比べて大胆なパラメータ変更は難しくなったが、本来の制御に加えて希望する特性だけを希望する時に変化させる事が出来る為、チューニングとしての難易度は大幅に下がっている。なお、このような方式でデータをコントロールする装置をサブコンピュータと呼ぶ。
E85の販売スタンドは、下に地図を貼っておきます。数は少ないですが、場所を知っていれば特に困ることはなさそうな感じです。なければ普通のガソリンを入れればいいわけですしね。
E85はゴムやパッキンを傷める、、、という話もありますが、クルマがガソホール(=E10)に対応しているのなら対アルコール性はある筈ですので、問題ないっしょと判断しました。気になる方は、改造しないか、最初からE85対応のクルマ(ボルボ・S80、三菱・ランサー、ホンダ・新型シビックくらいかな?)をお買いになるとよろしいかと存じます。
しばらく(数千キロ?)走ってみた後で、走行感と経済性を後編で書く予定です。ではまた。
コメント
おもしろそうですねぇ。
実燃費が知りたいです。
以前読んだフリーコピーでは、E85にすると、燃料の消費量が28%増えると書いてありましたので、実質は、20%ほどのお得感でしょうか。
http://blog.livedoor.jp/thai47/archives/52487711.html
え~!そんなに燃料消費が増えるなら、思ったほど節約できませんね。
まだ取り付けたばかりで燃費がわからないので、しばらく測ってからまたご報告します。
お久しぶりです。以前、中古のフォード、エスケープを購入しましたが、V6でもキットは取付けられるのでしょうか。後日、燃費などの様子を書き込まれるとのことで期待しております。
小岩(ヒロ)
リクエストにお応えして現状を書いてみました。現在はE85の価格差が少ないため、つけても経済的には損だと思いますよ。 http://dialyinrangsit.blogspot.com/2015/05/e85w.html