タイ新国王の新札発行
タイ中央銀行は、ワチラーロンコーン国王の肖像が描かれた新紙幣の発行を発表しました。
新紙幣の流通は、
- 2018年4月6日のチャクリー記念日:20・50・100バーツ紙幣
- 2018年7月28日の国王誕生日:500・1000バーツ紙幣
と2回に分けて開始されます。
新紙幣の図柄は、表面はすべてワチラーロンコーン国王の肖像ですが、裏面はそれぞれの紙幣で異なり、
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- 20バーツ紙幣:ラーマ1世・2世
- 50バーツ紙幣:ラーマ3世・4世
- 100バーツ紙幣:ラーマ5世・6世
- 500バーツ紙幣:ラーマ7世・8世
- 1000バーツ紙幣:ラーマ9世(プミポン前国王)・10世(ワチラーロンコーン現国王)
となっています。
新紙幣の発行後も、旧紙幣は今まで通りに利用できます。約3年をかけて徐々に新紙幣に以降していく予定とのことです。
高騰しつつある前国王の旧札
一昨年10月に前国王が亡くなってから約1年半が経ちました。紙幣のコレクターたちの間では、前国王の紙幣の人気が高まり、価格が上昇しています。
以下はコレクターの人気が高い紙幣です。
前国王の10バーツ紙幣 → 5,000バーツ
組番号が「4F」のものは、財務大臣のサインが普通より小さいため、5,000バーツの値段が付いています。組番号が「4F」でない紙幣の価格は 150バーツです。
前国王の20バーツ紙幣 → 400,000バーツ
組番号が「*」ならば、100,000バーツ。
組番号が「F12」のものは、ピブーンソンクラーム元帥(太平洋戦争勃発当時のタイ首相)の署名があり、発行枚数が10万枚と少ないため、400,000バーツの値段が付いています。
それ以外の組番号のものは 200~300バーツです。
前国王の100バーツ紙幣 → 10,000バーツ
組番号が「4F」のものは、財務大臣のサインが普通より小さいため、10,000バーツの値段が付いています。「4F」でない場合の価格は 150バーツです。
9ゾロ目の紙幣 → 40,000バーツ
タイでは数字の9が縁起が良いとされています。そのため、9ゾロ目の紙幣には人気があり、高額で取引されています。上の2枚の値段は 35,000~40,000バーツほどです。
紙幣の番号は7桁ありますので、9ゾロ目は1千万枚あたり1枚という計算に。タイの宝くじの1等は100万枚に1枚ですので、9ゾロ目の紙幣はそれより10倍レアということになります。
幸運の9ゾロ目紙幣がお財布に入っているか、確認してみてはいかがでしょうか?