(結婚相手を探しているカーンさん アーノン氏の facebookより引用)
タイのドリアン商人が、26歳の娘の結婚相手を募集しており、「結婚したら1,000万バーツと車10台をプレゼント!」と公言したため、タイで大きな話題になっています。
発言の主は、タイ南部チュムポーン在住のドリアン商人、アーノン・ロットトーン氏(59歳)。バンコク周辺の市場でドリアンの売買により財を成した人物です。
アーノン氏は、26歳になる娘のカーンシター・ロットトーンさん、通称カーンさんの結婚相手がなかなか見つからないため、「結婚したら1,000万バーツと車10台をプレゼント」とfacebook に投稿して婿を募集したところ、全国的な騒ぎになってしまいました。新聞社やTV局も取材に来ています。
このアーノン氏はTVのインタビューに対して「金持ちでなくて構わない。勤勉で、ギャンブル・麻薬をやらない男であれば、学歴も気にしない。娘が気に入って結婚することが決まったら、すぐに1,000万バーツをあげる」と語っています。
かなり物分りのよいお父さんのようです。
(お父さんと娘さんのインタビュー)
一方の娘のカーンさんも、お父さんと同じ意見のようで、「良い人がいれば結婚してもよい」とインタビューに答えています。
またインタビューでカーンさんは、過去に中国人の彼氏がいたが、お互いに言葉が上手ではなかったので、うまくいかず別れたが、特に問題があったわけではない、と語っているので、日本人の皆さんにもチャンスはあるかもしれません。
さて、結婚相手を募集したところ、タイ全土から募集が殺到しているそうです。
下の男性も応募してきた一人。28歳で、修士卒、一時期はバンコクで働いていましたが、現在はトラート県にある実家に戻り、300本のドリアンの樹を育てているそうです。顔も悪くないし、条件合い過ぎじゃないですか!?
(facebookより)
さて、あまりに応募者が多すぎて、24時間ひっきりなしに電話がかかってくるため、お父さんはもう死んでしまうとギブアップ。受付を一時中止して、次のような方法でお婿さんを選抜することにしました。
選抜方法は、
- 2019年4月1日に、泊まり込みの用意をして、チャンタブリー県のヌーンスーン市場に集合
- 3ヶ月間働いてもらう
- 3ヶ月経ってまだ2人以上が残っているなら、もう3ヶ月間働いてもらう
- 残り1人になるまで繰り返す
とするそうです。
とは言え、ある程度働けば気心も知れてくるでしょうから、最後までやらなくても、途中でカーンさんが誰かを選ぶかもしれませんね。果たしてカーンさんのハートを射止めるのは誰か?
いまからちょっとチャンタブリー県に行ってきます!
2019年3月7日追記:
このニュースは中国でも拡散され、あまりに反響が大きすぎ、申し込む人も多数になりすぎたため、お父さんは「対応しきれない。申し訳ないが、なかったことにしてほしい」と発表し、募集を中止しました。