バンコクのホテルはどのエリアに取る?【2026年版】在住者が「駅からの距離が全て」と言う理由

バンコクのホテルはどのエリアに取る?【2026年版】在住者が「駅からの距離が全て」と言う理由

この記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。

バンコクのホテルをどのエリアに取るか。これは旅の満足度をかなり左右します。同じ予算でも、場所を間違えると移動でくたびれて終わってしまいます。

僕はバンコクに25年住んでいます。その立場から一つだけ先に言っておきたいことがあります。

バンコクの宿選びは、駅からの距離がほぼ全てです。

観光名所に近いかどうかより、プールが立派かどうかより、まず駅からの距離です。理由から書きます。

なぜ「駅からの距離」なのか

バンコクは歩けない街だからです。

暑い。 年間を通して昼間は35度前後まで上がります。日本の夏より湿度が高い日も普通にあります。10分歩くとシャツが濡れます。「駅から徒歩15分」は、日本の感覚の15分とはまったく別物です。

歩道が歩きにくい。 タイルが割れていたり、途中で途切れていたり、屋台が出ていたり、バイクが走ってきたりします。スーツケースを引くとなおさらです。

道を渡れない。 大通りは片側4車線あるのが普通で、横断歩道が少ないです。歩道橋を探して階段を上り下りすることになります。

タクシーは渋滞にはまる。 夕方の渋滞は本当に動きません。3km進むのに40分かかることがあります。

だから、BTS(高架鉄道)かMRT(地下鉄)の駅から歩いて5分以内。これが快適さの分かれ目です。徒歩10分を超えると、毎回の外出が面倒になって、結局ホテルに引きこもることになります。

「駅近だと高いのでは」と思われるかもしれませんが、駅から離れた宿を取って毎回タクシーを使うと、その差額はけっこう埋まります。時間と体力も使います。

エリアを決める前に確認する3つ

滞在の目的は何か
観光メインなのか、買い物なのか、食事なのか、仕事なのか。行き先が固まっていれば、その近くを選ぶだけです。

何時に着いて、どの空港か
深夜着なら空港からの移動手段が限られます(バンコクの空港から市内への行き方に整理しました)。ドンムアン着なら市内北側が近いです。

誰と行くか
一人か、二人か、子連れか、親を連れているか。歩ける距離が変わります。

エリア別の実像

スクンビット(アソーク〜プロンポン)

BTSスクンビット線とMRTが交差する、バンコクでいちばん便利なエリアです。迷ったらここでいいと思います。

  • 日本人の駐在員が多く住むエリアで、日本食の店が異常に多いです。ラーメン、居酒屋、定食屋、コンビニのおにぎりまで揃います
  • 大型のショッピングモールが駅直結であります
  • アソークはBTSとMRTの乗り換え駅なので、市内のどこへでも出やすいです
  • 深夜まで開いている店が多く、遅く着いても食事に困りません

初めてのバンコクなら、ここを選んでおけば大きく外しません。

トンロー・エカマイ

スクンビットの少し先です。おしゃれなカフェやレストランが多く、地元の富裕層や外国人が集まるエリアです。

ただし大通りから中に入る宿が多いので、駅から遠くなりがちです。トンローもエカマイも通りが長く、奥に入るとバイクタクシーを使うことになります。予約する前に地図で距離を確認してください。

ナナ〜アソーク周辺の一部

同じスクンビットでも、夜になると雰囲気が変わる区画があります。夜の店が集まる通りが何本かあって、夜遅くは客引きの声が飛び交います。

治安が悪いという意味ではありません。ただ、その雰囲気が合わない方もいます。子連れやご年配の方と一緒なら、避けたほうが落ち着いて過ごせると思います。予約前に、その通りの名前で写真を検索しておくと雰囲気が分かります。

サイアム・チットロム

BTSの2路線が交差する、バンコクの中心です。

  • 巨大なショッピングモールが駅から歩ける範囲に何軒も集まっています。買い物目的ならここ一択です
  • どこへ行くにも乗り換えが少ないです
  • 空港からのARLもパヤタイで乗り換えれば数駅

買い物と移動効率を最優先するならサイアムです。ただし、モール街なので夜は少し人が引きます。ローカルな食事を楽しみたい方には物足りないかもしれません。

「駅からの距離」という観点で分かりやすいのは、セントラルワールドの上にあるCentara Grand at CentralWorld です。BTSチットロム駅から屋根つきのスカイウォークでモールまで歩けるので、雨でも日差しでも濡れません。(Centara の公式サイト/PR)

シーロム・サトーン

バンコクの金融街です。BTSとMRTが交差するサラデーン駅を中心に、オフィスビルとホテルが並びます。

  • 出張ならここが定番です
  • 平日の昼は屋台が出てにぎやかで、食事に困りません
  • 一方で週末は静かになります。オフィス街なので、土日は閉まる店もあります
  • ルンピニ公園が近く、朝の散歩には気持ちのいいエリアです

観光メインだと少し物足りないかもしれませんが、落ち着いて泊まりたい方には向いています。

リバーサイド(チャオプラヤー川沿い)

老舗の高級ホテルが並ぶ、景色のいいエリアです。川を見ながらの朝食は確かに素晴らしいです。

ただし鉄道のアクセスは弱いです。BTSシーロム線のサパーンタクシン駅が川に接していますが、それ以外のホテルはボートかシャトルバスでの移動になります。多くの高級ホテルが自前のボートを出していて、それ自体は快適なのですが、時間に縛られます

「バンコクでゆっくり過ごす」のが目的なら最高です。「毎日あちこち回りたい」なら向きません。

旧市街・カオサン(ここは事情が変わりました)

王宮、ワットポー、ワットアルンといった、いわゆる観光名所が集まるエリアです。

以前は「旧市街には電車が通っていないから不便」と言われていました。 実際、僕もそう説明してきました。でもMRTブルーラインが延伸して、状況が変わっています。

サナームチャイ駅という駅ができて、ここからワットポーは徒歩圏です。王宮まではもう少し歩きますが、それでも歩ける距離になりました。この駅、内装が寺院風でとても美しく、それ自体が見どころになっています。

つまり、寺院巡りが目的なら旧市街に泊まる選択肢が現実的になったということです。朝いちばんの空いている時間に王宮へ行けるのは、かなりの利点です。

カオサン通りはこのエリアの北側にあります。バックパッカーの街として有名で、安い宿が多く、夜はにぎやかです。空港からは直通バスがあります(スワンナプームからS1バス60バーツ、ドンムアンからA4バス50バーツ)。ただしカオサン自体は駅から少し離れているので、鉄道での移動を重視するなら微妙な位置です。

ラチャダー・ラップラオ

MRT沿いの、市内北〜東側です。

  • 同じグレードのホテルが、中心部より安く取れます
  • MRTで移動できるので、駅近を選べば不便はありません
  • ローカルな食堂やナイトマーケットがあって、観光地価格ではない食事ができます

予算を抑えたいけれど不便なのは嫌だ、という方には現実的な選択です。ただし日本語が通じる店は少なくなります。

このエリアで分かりやすい例が Centara Grand at Central Plaza Ladprao です。BTSハーイェーク・ラップラオ駅の隣で、セントラル・ラップラオのモールと繋がっています。MRTパホンヨーティン駅も700mほど。同じ設備を中心部で取るより安い、というこのエリアの性格がそのまま出ている宿だと思います。(Centara の公式サイト/PR)

空港周辺

深夜に着く、または早朝の便で発つ場合の選択肢です。

市内に出て往復する時間と体力を考えると、空港近くに一泊するほうが合理的な場面があります。特に乗り継ぎで一泊するだけなら、市内に出る意味はあまりありません(バンコクの乗り継ぎで迷わないためにに書きました)。

目的別に一つだけ選ぶなら

初めてのバンコク、観光もしたい … スクンビット(アソーク周辺)。移動効率と食事の選択肢で外しません

寺院をじっくり見たい … 旧市街。朝の空いている時間に行けるのが強い

買い物がメイン … サイアム・チットロム。モールが歩いて回れます

出張 … シーロム・サトーン。オフィス街で、朝の移動が読めます

子連れ … スクンビット(プロンポン周辺)。日本食の店とスーパーが多く、モールに子ども向けの施設もあります。夜の店が集まる通りからも距離があります

予算重視 … ラチャダー・ラップラオのMRT駅近く

乗り継ぎで1泊 … 空港周辺

予約するときに見るべきこと

エリアが決まったら、個別の宿を見るときにここを確認してください。

地図で駅からの経路を確認する。 「駅から500m」と書いてあっても、大通りを渡る必要があったり、途中で歩道が途切れていたりします。ストリートビューで一度見ておくと確実です。

ソイ(路地)の奥かどうか。 バンコクの住所には「ソイ○番」という路地の番号が入ります。奥に入るほど静かですが、その分歩きます。

キャンセル規定を確認する。 特に安いプランは変更不可のことがあります。乗り継ぎや飛行機の遅延が絡む旅程なら、多少高くても変更可のプランを選ぶ価値があります。

予約サイトは複数見比べる。 同じ部屋でもサイトによって値段が違います。タイで使われている予約サイトについてはトラベロカは安全?怪しい?に、僕が2017年から使っている実感を書きました。

まとめ

  • バンコクの宿選びは駅から徒歩5分以内が快適さの分かれ目。暑さと歩道の事情で、日本の感覚の距離感が通用しない
  • 迷ったらスクンビット(アソーク〜プロンポン)。移動も食事も外さない
  • 買い物ならサイアム、出張ならシーロム、予算重視ならMRT沿いのラチャダー方面
  • 旧市街はMRT延伸で状況が変わった。サナームチャイ駅からワットポーは徒歩圏。寺院巡りが目的なら現実的な選択肢
  • リバーサイドは景色最高だが鉄道が弱い。ゆっくり派向け
  • 夜の店が集まる通りは、雰囲気が合うかを予約前に確認しておく
  • 深夜着・早朝発なら空港周辺も合理的

宿が決まったら、あとは空港からの行き方です。バンコクの空港から市内への行き方に、電車・タクシー・バスの料金と選び方をまとめました。市内の移動には配車アプリが便利です。

※2026年7月31日時点の情報です。鉄道の路線や駅は延伸・新設が続いているので、予約前に最新の路線図をご確認ください。エリアの印象は僕個人の見方です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました