タイ政府、2020年限りの特別措置として、SSF購入による減税を発表!

タイ政府は3月11日、新型コロナウイルス COVIT-19 の影響で下落が続くタイ株式市場をテコ入れするために、SSF(スーパー・セービング・ファンド)の購入による2020年限りの特別減税を発表しました。

まずはSSFについて復習

SSFは、2019年に終了したLTFの後継として発表されたものです。SSFの購入金額を所得から控除でき、その条件は以下の通りです。

  1. 購入金額の上限は所得の30%まで。ただし上限額は20万バーツ、また SSF+RMF+プロビデンドファンド(退職積立)の合計が50万バーツ以内であること
  2. 足掛け10年保有すること。2020年の購入分を売却できるのは2029年1月1日以降
  3. 購入の最低金額なし。1バーツから購入して、節税できる
  4. 毎年購入する必要なし(RMFは毎年購入する必要あり)

今回発表されたSSFの特別枠とは…!

今回発表されたのは、上記とは完全に別枠で、以下の条件を満たすときに、SSF の購入金額を所得から控除できるというものです。

  1. 最大20万バーツまで
  2. タイ株式を65%以上含む投資信託であること(通常のSSFはこの制限なし)
  3. 足掛け10年保有すること。売却できるのは2029年1月1日以降
  4. 4月1日~6月30日のあいだに購入すること

仮に限度額の20万バーツを購入したとすると、税率25%の人なら5万バーツ、税率20%の人なら4万バーツが還付されます。資金に余裕がある方は、検討すると良いでしょう。

ただしSSFは未発売

ただし、この記事を書いている3月12日時点では、SSFはまだ販売されていません。タイ証券等取引委員会は3月4日に17種類のSSFを承認していますので、もうすぐ販売が開始されます。それまでしばらく待ちましょう。

ちょうど今日3月12日、タイ株式市場ではSET指数が前日の終値より10%下落、サーキットブレーカーが発動し、取引が30分間停止するという事態が起きました。サーキットブレーカーの発動は2008年以来12年ぶりです。

新型コロナウイルスにより、世界経済・タイ経済の先行きは不透明ではありますが、こういう暴落時は買い時でもあります。4~6月の株式市場の様子を見つつ、購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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コメント

  1. タツ より:

    新型コロナでタイも大変な時期ですが、いつも役立つ情報ありがとうございます
    またおススメの銘柄や、購入時の考え方など、参考にさせて頂きたいので掲載お願いしたいです
    もちろん結果は自己責任で

    • nisizawa より:

      タツさん、心温まるコメントをありがとうございます
      とても嬉しいです。
      SSFのラインナップが発表されたら、解説したいと思いますので、またお読みいただければ幸いです。