タイの通信大手 AIS は、既存のプリペイド/ポストペイド SIM をそのまま使える海外ローミングサービス「READY2FLY」を提供しています。
以前は、AIS の海外ローミング用サービスといえば SIM2FLY でしたが、SIM2FLY はタイ国内では既存 SIM、タイ国外では SIM2FLY と、SIM を差し替える必要がありました。READY2FLY なら SIM の交換が不要で、いつも使っている番号のまま海外に出られます。
この記事では、READY2FLY の詳細を、SIM2FLY と比較しながら解説します(2026年時点の内容に更新済み)。
目次
READY2FLY と Ready2Fly Beyond の違い
2026年時点で AIS が販売しているのは、次の2ラインです。
- READY2FLY:既存 SIM のままローミングできる基本サービス。従来からの主力
- Ready2Fly Beyond:上位版。より長期・大容量の周遊向け(15GB/30日、無制限プラン等)。頻繁に海外へ出る方や、複数国を渡る方向け
どちらも申込みの仕組みは同じで、SIM 差し替えは不要です。以下では基本の READY2FLY を中心に解説します。
READY2FLY のパッケージ一覧
2026年現在、AIS 公式サイトで案内されている主要パッケージは次のとおりです(料金は VAT 7% 込み、変更されることがあるので最新はAIS 公式ページでご確認ください)。
アジア&オーストラリア版
利用可能国(30ヶ国以上):日本、韓国、台湾、香港、マカオ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー、中国、インド、オーストラリアなど。詳細は AIS 公式サイトの対応国リストを参照。
代表パッケージ:
- 399バーツ 12GB/10日
- より大容量・長期のプラン(Ready2Fly Beyond)は別途
グローバル版
利用可能国(100ヶ国以上):日本、中国、米国、英国、インドを含む世界主要国(詳細はAIS 公式サイト参照)。
Ready2Fly Beyond のグローバル大容量プランでは、15GB/30日、無制限+通話込みプランなど、渡航先での「困らない」使い方に振ったラインナップが並んでいます。
ボーダー・カントリー版
利用可能国(4ヶ国):カンボジア、ラオス、マレーシア、ミャンマー
- 99バーツ 2GB/7日(従来通り)
陸路で近隣国に行くときの定番パッケージです。
READY2FLY の使い方(2026年版)
以前は USSD コード(例:111408#)で申込みしていましたが、いまは myAIS アプリからの申込みが主流です。
- プリペイドの方は事前にチャージしておく。ポストペイドの方は月次請求
- myAIS アプリを開き、「Roaming」または「International Services」を選択
- 渡航先の国、滞在日数、必要データ量に合わせてパッケージを選択
- 申込み → 決済 → 現地到着後、スマホの設定で「データローミング」をオンにすればすぐ使える
USSD コード経由の申込みも引き続き可能ですが、パッケージ番号は都度変わるので、myAIS アプリで最新の申込み画面を使うのが確実です。
SIM2FLY と READY2FLY の比較
2つのサービスの違いをまとめると次のようになります。
| 比較項目 | SIM2FLY(別 SIM) | READY2FLY(既存 SIM) |
|---|---|---|
| SIM の差し替え | 必要(物理 SIM)/eSIM 化で不要にできる | 不要(既存 SIM のまま) |
| 電話番号 | SIM2FLY 用の番号になる(銀行 SMS 受信は不可) | 普段の番号のまま(銀行 SMS も届く) |
| 料金の傾向 | 安い。パッケージの選択肢が多い | 少し高め。パッケージは絞られる |
| 2回目以降 | 初回価格より安く追加購入できる | 都度申込みで割引は限定的 |
| 申込み方法 | 物理 SIM 購入 or eSIM 発行後、myAIS アプリで追加購入 | myAIS アプリ or USSD コード |
READY2FLY のメリット・デメリット
メリット
- SIM の交換が不要で手間がゼロ
- いつもの番号がそのまま使える。銀行の OTP・SMS も現地で受信できる
- myAIS アプリから数タップで申込みできる
デメリット
- パッケージの種類が SIM2FLY より少ない
- 単価は SIM2FLY より少し高め
READY2FLY を使うべきユーザーは?
以上を考慮すると、READY2FLY が合うのは次のような方です。
- SIM を交換したくない、eSIM 化するのも面倒
- いつもの電話番号を海外でも維持したい(銀行の SMS/OTP を確実に受け取りたい)
- 少々高くても構わないので手間を減らしたい
- ときどきしか海外に出ない(例えば年1〜2回)
会社の電話で AIS を使っていて、近隣国に出張することがある方には READY2FLY が便利です。
逆に SIM2FLY が向くのは次のような方です。
- SIM の交換や eSIM 化は苦にならない
- 電話番号は現地専用で構わない(連絡は LINE・SNS 中心)
- 料金は安いほうが良い、頻繁にローミングを使う
- 複数回渡航で「SIM を持ち続けて再利用」の運用が合う
2026年時点では、iPhone・Android とも eSIM 対応が広がったので、SIM2FLY を eSIM で運用するハードルも下がりました。「SIM 交換の面倒さ」で READY2FLY を選んでいた方は、SIM2FLY eSIM 化も検討する価値があります。
SIM2FLY の詳細と eSIM 化の手順は下記の記事をご参照ください。
更新履歴
- 2026年7月3日:2026年版として全面更新。Ready2Fly Beyond の追加、myAIS アプリからの申込みが主流化、SIM2FLY 側の eSIM 化との使い分けを反映
リンク
※本記事は2026年7月時点の情報です。料金・容量・対応国は変わることがあります。最新情報は AIS 公式サイトでご確認ください。



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