モン正月では、初めて闘牛とコマ回しを見ることができました。写真と動画で紹介したいと思います。
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モン正月の闘牛
闘牛は朝8時半から始めると聞いて、8時半ころに会場に着いたんですが、もう始まっていました。闘牛場は木製の柵で囲われていて、大きさは直径60メートルくらいでしょうか。
平坦な場所にあるので、一番前の観客だけは中が見えますけど、後ろの人は前の人が邪魔になってよく見えません。そのため、観客は木に登ったり、少しでも高いところに移動して見ていました。
↓トラックの荷台に登っていたのは頭いいですね。「写真撮らせて!」と言ったらこちらを向いてくれました。
↓こちらは建物の塀?に立つ人たち。なぜ一定間隔を空けるのかは謎。
さて、肝心の闘牛です。
牛は1頭ずつ、計2頭が、闘牛場に連れ出されてきます。このときの牛はかなり落ち着いた様子でゆっくり歩いていて、これから闘うぞ!という雰囲気は全然ありません。素人目には、ちょっと草でも食べようかな、という感じです。
そして2頭が向かい合うと、一瞬で戦闘モードに入り、頭と頭をガツン!とぶつけます。
でも、全頭が闘うわけではありません。最初から走って逃げる敵前逃亡牛や、なかなか闘おうとしない戦意喪失牛もいます。闘ったのは、10組のうち3~4組くらいでしょうか。意外と少ないです。
試合は長いときで10分ほどかかりましたが、勝負がつくのは一瞬です。片方の牛が戦意をなくして、その場から逃げ去ります。負けた牛は、興奮して闘牛場を走り回り、木の柵を破って外に逃亡する牛もいました。
↓ こちらは闘牛の動画。
一方の勝った牛は、元の落ち着いた牛に戻り、普通に立っているだけでした。人間のように、勝ったからと言って興奮するわけではないようです。
勝った牛も負けた牛も、どちらも大きな怪我はしていませんでした。おでこの皮が傷ついて、少し血が出ている程度。すぐ治りそうです。
この闘牛、賭けているのかな?と思って周囲をよく観察していたのですが、牛の飼い主も観客も、まったく賭けている様子はありませんでした。お互いの名誉を賭けている、ということのようです。
モン正月のコマ回し
同じ闘牛会場で、午後にはコマ回しが行われていました。闘牛のときとは違って、近づいて見物できます。
真ん中に白線で輪が描かれています。
僕はルールを知らずに見ていたのですが、どうやらこういうことのようです。
- 3人チーム対3人チームで戦う
- 片方のチームが、輪の中でコマを回す
- もう一方のチームは、遠くからコマを投げ入れて、回っているコマを弾き飛ばす
おじさんたちの躍動感のあるフォームをご覧ください。
2回に1回は相手の駒に当てていました。かなり練習しないと難しそうです。
こまはこんな感じです。木製で、直径は10cmくらい。かなりの重さがありました。
このコマ回し、ラオスでは国体競技になっているそうです。2080年くらいにラオスでオリンピックが開催されたら、公式競技に採用されるかもしれませんね。