Xiaomi(小米)の車載用空気洗浄機を買いました。
なんで買ったかと言いますと、次の乾季(12~2月)にも間違いなく来るであろう、バンコクの大気汚染に備えるためです。これを書いている現在(9月)は雨季ですので、大気汚染はまだありませんが、備えあれば憂いなし。大気汚染がひどくなってからだと、品切れになるかもしれません。いまのうちに買って使っておこうと思いました。
買ったのは「Xiaomi MiJia Car Air Purifier」という製品で、価格は1,190バーツ(=約4,200円)。以下レビューです。
目次
車載用空気洗浄機 MiJia のレビュー
特徴
車載用空気洗浄機 MiJia の特徴は、
- 4,200円と安価ながら、
- 3分で車内の空気を浄化する性能があること、
- スマホアプリから電源ON/OFF、風量調整の操作、フィルターの残量確認ができること
といったところです。
スペック
- Voltage (V):12V
- Noise:≤40dB
- Anion Density:1000000pcs/m³
- Air Volume:50m³/h
- Application:3-8m³
- Power (W):5w
- Formaldehyde Removal Rate(ホルムアルデヒド除去率):96.20%
- Benzene Removal Rate(ベンゼン除去率):99.00%
- Oxygen Supply(酸素供給量):1.1L/min(included)-3L/min(included)
電源は12Vシガーソケットから取りますので、たいていの車に取り付けられます。フィルターは交換式です。
ネット通販で購入
この製品はタイの通販サイト Lazada で購入できます。この記事を書いている2019年9月時点の価格は1,161バーツ(=約4,100円)でした。僕が購入したときは1,190バーツ(=約4,200円)で、注文の翌日に届きました。下のリンクを開くとお店の一覧が出ます。
参考 lazada.co.thで「Mijia Car Air Purifier」を検索した結果
2020年1月現在、僕が購入した 1,200バーツ程度の廉価版は販売中止になったようで、2,200バーツ程度になっています。
残念ながら、日本でこの製品を売っているサイトはないようです。Amazon も品切れになっています。日本の場合は↓のような製品がいろいろありますので、そちらでも問題ないかと思います。
開封と設置
Lazada で注文した翌日に箱が届きました。思ったよりも大きかったです。
取り付ける車は、ホンダのジャズ(日本ではフィット)です。後部座席のヘッドレストに付属のバンドで固定します。
運転席からスイッチを押すためには、助手席のヘッドレストに設置しないと手が届かないのですが、通常は操作をする必要はありません。車のキーを入れれば自動的に電源ONになりますし、どうしても操作したいときは、スマホアプリから操作できます。
ですので、後部座席の邪魔になる助手席のヘッドレストではなく、後部座席のヘッドレストに設置しました。
Mi Homeスマホアプリと接続
この製品は、スマホアプリ「Mi Home」と接続することで、フィルターの残量や、車内と現在地の汚染度などを確認できます。この機能を使うためには、まずはアプリをインストールします。
Mi Account がなければ最初にユーザー登録をしましょう。ここで大事なポイントは、ロケール(地域)を「中国」(英語なら Mainland China)にするということです。そうしないと、機器が接続できなくなります。僕は最初「タイ」にしていたため、接続できず苦労しました。
ユーザー登録ができたら、アプリにログインします。このアプリでは、今回の空気洗浄機だけでなく、Xiaomi製家電すべてをコントロールできます。空気洗浄機の電源が入っている状態でスマホアプリを起動してから、機器を接続しましょう。
↓右上にある「+」マークをタップします。
↓右上にある、赤いポッチが点いたBluetoothマークをタップします。Xiaomi のスマート家電ってたくさんあるんですね。。。
↓空気洗浄機MiJiaが検出されました。あとは画面の案内に従っていけば接続完了です。
↓アプリの画面では、現在の車内の PM2.5 の状態が表示されます。また、画面の下側のボタンで、スタンバイ、オートモード、マニュアルモードの切替ができます。
↓画面の下側には、左上から時計回りに、外気温、外気の汚染状態、車の電圧、フィルターの残量が表示されます。外気温と外気の汚染状態については、実際に計っているのではなく、スマホから現在位置を取得して、その位置のデータを参照しているようです。なかなかやりますね。
このスマホアプリ、単に使用するだけでしたら入れなくても構いませんが、フィルターの残量を確認するために、インストールすることをお勧めします。
使用感
現在はバンコクの大気汚染もほとんどないため、正直言って清浄効果がどれくらいあるのかはわかりません。大気汚染がひどくなったら、測定器を買って測ってみたいと思っています。
一応、PM2.5の測定器を持っている人からは、装置が作動するとすぐに汚染度が下がったと聞いています。
使用するときは、通常は操作する必要はありません。車のキーを入れると、ピッピッと音が鳴って自動的に電源が入り、車のキーを切れば電源が切れます。本体にはスイッチがあり、押すたびにモードが切り替わり、長押しすると電源OFFになります。
稼働中のファン音は静かで、ほとんど気になりません。
フィルターの寿命と価格
実際に使ってみたところ、2019年8月21日に使用を開始、9月10日まで36.88時間稼働したときに、フィルターの残量は96%になりました。これは、9.22時間稼働すると-1%というペースですので、922時間でフィルター交換が必要になります(1,000時間かもしれません)。
僕が車に乗っている時間は、平均で1日約2時間ですので、交換は461日=約15ヶ月後という計算です。
タイの通販Lazadaでフィルターの価格を見ると、純正品は500バーツ(=約1,800円)、互換品は206バーツ(=約730円)程度です。15ヶ月ごとに206~500バーツのフィルターを購入するのなら、ランニングコストはかなり安いですね。下のリンクから価格が見れます。
参考 lazada.co.thで「Mijia filter」を検索した結果
まとめ
バンコクとその周辺では、乾季の大気汚染は年々ひどくなっています。
大気汚染の対策は、汚れた空気を吸っている時間をできるだけ短くすることです。僕の場合は、平均すると1日のうち10時間を自宅で、9時間を会社で、2時間を車で過ごしますので、自宅・会社・車に空気洗浄機を置けば、1日のうち21時間はキレイな空気を吸えるという計算になります。
この空気洗浄機は、バンコク・チェンマイなどの大気汚染が酷い地域にいて、車で過ごす時間が長い方にお勧めです。値段も安いですし、ご自身の健康のため、車にこの装置を取り付けてみてはいかがでしょうか。
コメント
シャオミーのスマートリストBAND3ご気に入っていて この会社は中華でも優秀。
貴殿のブログを拝見して この製品という事と安いので購入を検討中 只 リアシートを倒した状態でMTBとか積みっぱなしなので取り付けが面倒な予感。
年に2か月程なのでPM2.5用のマスクを着用して運転するのもありかもw