リバークウェー・ジャングルビュー(River Kwai Jungle View)は、クウェー川に浮かぶ、筏(いかだ)をつなげた宿だ。
この宿の特徴は2つある。
1. 川流れで遊べることと、
2. 筏の上にあるログハウスに泊まれることだ。
川流れとは、船で上流に行き、救命胴衣を着けて流れてくる遊びのこと。
単純な遊びだが、これがけっこう楽しめる。
浮いて流れてくるだけなので、泳げなくても大丈夫だ。
筏と聞くと不安に感じるかもしれないが、ひとつの筏は、長さが25mくらいあり、4~5部屋に分けられている。大きな筏なので、揺れはほとんど感じない。
2019年3月にこの宿に泊まってきたので、宿泊レビューを書いてみた。
目次
場所
地図:
バンコクからの距離は約240km、車で3時間半かかる。
車がないと来るのは難しい。自家用車かレンタカーで来れる人向けの宿だ。
川遊びが16時と17時に出発するので、遅くても15時ころにはチェックインしたい。
バンコクを早朝出発して、患者名振りの観光地に少し寄ってから、15時ごろに宿に着く感じだろうか。
市街地からは少し離れた山の中にあるので、宿から少し出かけて買い物をしたり、ご飯を食べに行くのは難しい。
夕食・朝食付きプランを選んで、チェックインからチェックアウトまで、ずっと宿に滞在することになるだろう。
ちなみに夕食なしのプランを選んでも、レストランで食事を注文できる。
川流れ遊び
僕は14時過ぎにチェックインして、17時の川遊びに参加した。
遊ぶ場合は追加料金が必要で、1人200バーツ。筏に乗る直前に受付で払った。
宿によっては川流れの追加料金を取らないところもある。
まず大きな筏に乗って上流へ行く大きな筏に乗って、小さなエンジン付きの船に引っ張ってもらい、上流へ2キロほど遡る。
そこで救命胴衣を着用して川に飛び込む。船と筏は先に宿へ戻る。
泳ぎたくない人は、筏に乗ったまま宿に戻ってもよい。
川に飛び込んだ人たちは、流れに身を任せてクウェー川を下り、宿まで戻る。
宿の人が流れていくお客さんの前後について見守ってくれるので、安全面でも心配はないと思う。
所要時間は約30分。いつもは16時と17時に2回出発しているそうだが、僕が行った時は「今日は17時の1回だけ」と言っていた。
単純な遊びだが、けっこう楽しめる。
浮いて流れてくるだけなので、泳げなくても大丈夫だ。
ぜひやってみてほしい。
部屋
ひとつの筏には5つの部屋があり、木造の壁で仕切られている。
部屋は木造で、ダブルベットとシングルベッドがある。
エアコンと扇風機付き。テレビはない。
トイレは洋式の水洗で、温水シャワーがある。下水は川に流さず処理しているそうだ。
アニメティは石鹸とシャンプーのみ。
筏なので、壁は薄め。
隣の部屋に子供がいたので、はしゃいでいる足音が響いてきた。
また、部屋の前に船着場のような場所があるのだが、ここに人が乗ると振動が伝わってくる。
筏の浮きになっている鉄骨を通して音が響いてくる感じだった。
筏なので仕方ないだろう。
宿の設備
入り口に水、お湯、インスタントコーヒーが置いてあり、自由に飲める。
有料のコーラやビールもあった。
川を網で囲ったプールがあるが、流れがよどんでいるせいか、入る気にはなれなかった。
クウェー川の流れはけっこう早いので、川で泳ぐのはあまりおすすめできない。
泳ぐときは、必ず宿にある救命胴衣を着用しよう。
カヤックなどの貸出もしているようだ(僕はやらなかった)。
予算
Agoda で予約して、1部屋で1泊2食付で約2,600バーツだった。
大人2人子供2人までは同一料金なので、大人数で泊まるとお得だ。
直前に予約すると 1,600バーツ程度まで下がることもあるようだ。
筏ではない、普通の地上にある宿なら1,000バーツ程度の部屋だと思う。
そのため、少し割高に感じた。
サイト Agoda でリバークウェー・ジャングルビューを見る
食事
夕食
僕はAgodaで夕食付のプランを申し込んだ。
僕がこの宿に止まった時は、他に20人ぐらいの大人が止まっていて、全員が夕食付きのプランを申し込んだようだった。
夕食付きのプランを申し込んだ場合、夕食はビュッフェ形式で提供される。
内容はタイ料理で、スープが1品、おかずが4品、デザートはスイカとパイナップル。
正直、たいした料理ではなかった。
夕食なしのプランにして、メニューから好きなものを注文した方が良いかもしれない。
夕食の時間は19〜21時。
宿の近くには食事をできるところがないので、外に食べに行くのは難しいだろう。
朝食
朝食もビュッフェ形式で、チャーハン、ソーセージ、サラダ、トーストなど。
飲物はインスタントコーヒー、オレンジジュース、水。
目玉焼きは焼いてくれる。
朝食は7時からだが、7時半頃に行ったら、写真のように残り少なかった。
開始時刻ちょうどに行けばよかった…と後悔。
感想
川流れ遊びが、単純だけど面白い。
カップルで、家族で、グループで来ても楽しめると思う。
バンコクから車で来て、カンチャナブリの観光地を何ヶ所か回ってから、15時頃に宿でチェックイン。
17時出発の川流れで遊んで、19時に夕飯を食べたらあとは寝るだけ。
次の日は朝食を食べてからチェックアウト。
帰りにナコンパトムで火山エビを食べて帰る。
楽しい土日になりそうだ。
ここの宿は Agoda のレビューでは酷評されているし、僕も他の宿をおすすめする(笑)
クウェー川沿いには、他にも筏に泊まれる宿が数軒ある。
少し探してみたので、紹介したい。
川流れで遊べる筏の宿
こういった宿は、遅い時間に着くと遊べなくなる。
15時までには宿にチェックインして、川流れで遊ぼう。
リバークウェー・ジャングルビュー(River Kwai Jungle View)
今回、2019年3月に泊まった宿。
サイト Agoda でリバークウェー・ジャングルビューを見る
川遊びは面白かったが、食事があまり良くなかった。
正直、他の宿をおすすめする(笑)
ワンノックゲーオ・パークビュー (Wangnokkaew Park View)
このリゾートはAgodaでは予約できず、直接リゾートに連絡を取る必要がある。
料金は、スタンダード・ラフト(筏)で1泊2食付で 2,600バーツ。
プールもあり、設備はかなり良いと思う。
僕も次回はここに次回は泊まってみたい。
The For Rest Resort
ここには2016年10月に宿泊したことがある。
宿泊料に川流れで遊ぶ代金も含まれていて、食事も良かった。
ここはおすすめだ。
Agoda には登録していないようだ。
予約するなら Booking.com からになる。
サイト Booking.com で The For Rest Resort を見る
このリンクから Booking.com で予約&滞在すると、予約者と僕の両方が 550バーツの返金を受けられる。よろしければお使いください。
リバークワェー・ジャングルラフツ・リゾート (River Kwai Jungle Rafts Resort)
この宿は、道路がないので車では行けない。
宿の近くにある船着場まで車で行ってから、船に乗り換えて宿へ行く。
電気がないので夜は真っ暗。
BTS から無料送迎もあるようなので、車がなくてもいけるのは良い。
日本人もよく訪れるようで、日本語のレビューも多い。読むと雰囲気がつかめると思う。
変わった体験をしたい方はぜひ。
サイト Agoda でリバークワェー・ジャングルラフツ・リゾートを見る
コー ムエンカルン パラダイス ビュー リゾート (Koh Mueangkarn Paradise View Resort)
ここも同じような筏の宿で、値段は少し安い。
Agodaのレビューは好意的なものが多い。悪くないと思う。
サイト Agoda でコー ムエンカルン パラダイス ビュー リゾートを見る
行き帰りに寄れる観光名所・レストラン
カンチャナブリには観光地がたくさんある。
宿への行き帰りによると良いだろう。
ただし、観光地とは言っても、第2次世界大戦の遺物が多い。
かつて日本軍によって命を落とした人もいる場所だけに、死者に敬意を払いつつ観光したい。
戦場にかける橋
第二次世界大戦中に日本軍が捕虜を動員して建設した有名な鉄道橋。
橋は、戦時中の橋と、戦後に作られた部分が混在していて、円形の部分がオリジナル。
列車が来たら橋の避難所によける。
隣に JEATH博物館もある。
連合軍共同墓地
泰麺鉄道の建設で亡くなった捕虜とアジア系の方々の共同墓地。
亡くなった遺族の方も来られているようだ。
墓碑を見ると20代前半で命を落とした若い方が多い。
戦場にかける橋と共同墓地はカンチャナブリ市内の近い場所にある。
エラワン国立公園
美しい滝があり、水着で泳ぐことができる。
タイ人は服のまま入っている人も多い。
カンチャナブリ市内からは80kmほどあり、少し遠いので、スケジュールは要検討。
サイト Google Map でエラワン国立公園の場所を見る
死の橋
映画で有名になった「戦場にかける橋」の舞台。
戦時中に爆撃を受けてもすぐ復旧できるように、木造になっている。
線路の上を歩ける。
お昼ごろになると列車が来るが、ゆっくり走っているので、急いで逃げれば大丈夫(笑)
ヘルファイヤパス
泰緬鉄道の最難所「地獄の切り通し」。
いまも当時の枕木と線路が、数メートルだけ残っている。
近くにはヘルファイア・パス・メモリアル博物館もあり、この建設に関する資料が展示されている。
サイト Google Map でヘルファイヤパスの場所を見る
火山エビを食べる!
ナコンパトムにある火山エビのお店。
目の前で火をつけてくれる焼きエビの味は最高。
僕はこの道を通るたびに寄っている。
国道沿いにあり、カンチャナブリへの行き帰りの通り道だ。
店は下り線の左側にあるので、行きのほうが入りやすいが、帰りでも大丈夫。
サイヨークノーイ滝
サイヨークノーイ滝は、滝でも遊べるが、日本製の蒸気機関車 C56 702 が静態保存されている。帰り道にあるので、15分程度あれば、ちょっとだけ寄ることも可。
サイト Google Map でサイヨークノーイ滝の場所を見る
巨大な合歓の木
樹齢100年以上、幹まわり15m以上の巨木。
カンチャナブリから少し行きづらい場所にある。