【2018年第4四半期】タイのスマートフォン市場は -13.6% の縮小!Apple は半減!

アメリカの調査会社 Canalys によると、2018年第4四半期におけるタイのスマートフォン市場は、出荷台数 490万台、前年同期比で -13.6% の縮小となっています。

2018年第4四半期 タイのスマートフォン出荷台数

(2018年第4四半期 タイのスマートフォン出荷台数 引用元:canalys.com)

もうタイではスマホの販売は伸びなそうな気がします。その原因としては、以下が考えられます。

  • 長寿命化:スマホが高いし壊れないので、買い替えサイクルが伸びつつある
  • 需要の頭打ち:すでにタイ国民にスマホが行き渡っている。ユーザ全員が2年毎に買い換えるとすると、今季の販売台数 490万台 からユーザ数は 3,920万人と見積もれる。これはタイの人口 6,900万人の 57% に相当し、これ以上ユーザは増えなそう

また、Apple が前年同期比 -52.2% と、シェアを半減させているのが衝撃的です。2018年末に iPhone XS / XR を発売しましたが、あまりに高すぎる!と他社に切り替える人が多かったのでしょうか。販売店では、金利 0% 24回ローンなどを提供して販売をテコ入れしていますが、さすがのタイ人もローンを組んでまで、、、と敬遠する人が増えているようです。個人的には、10,000バーツ程度の中級機 SE2 を投入すれば、復活できるんじゃないかと思いますが。

逆に OPPO や HUAWEI は 前年同期比約 +70% と躍進しています。日本では HUAWEI のセキュリティに不安を抱く人も多いようですが、タイではあまり報道されず、気にする人もいないようです。そもそもタイは通信会社が HUAWEI の機器をたくさん使っていますので、下流で気にしたところで無意味かもしれません。

今後は、OPPO, Samsung, HUAWEI, VIVO などのアンドロイド勢が、どのように差別化を図って団子レースから抜け出すのかに注目ですね。だって全部同じに見えますから。。。

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