タイ前国王の火葬場、プラ・メルマートの写真【2017年12月31日まで入場可】

2016年10月13日に、タイのプミポン・アドゥンヤデート前国王が亡くなられてから、早くも一年が経ちました。

その後、王宮前広場には火葬場が建設されました。この火葬場を、タイ語では พระเมรุมาศ (プラ・メルマート) と呼びます。火葬場の総工費は5億バーツ(約16億円)、仏教の世界観を表現した須弥山(しゅみせん)を象って作られたそうです。中央の塔の高さは 50.5メートル。タイの芸術家が総力を上げて造り上げた、タイ芸術の最高傑作といって良いでしょう

その火葬場も、2017年11月30日まで一般公開された後に、解体されることになっています。せっかくの機会ですので、解体される前に写真を撮りに行ってきました。

火葬場へ向かう人々

青い帽子をかぶっているのは交通整理のボランティアの方々です。たくさんの人々がいまもボランティアを続けていました。

順番待ちの様子

16時にロイヤルホテルの前から入り、胸につける名札をもらってから、椅子に座って入場を待ちます。椅子に座ってから5分も経たずに、火葬場の敷地内に入れました。

火葬場を隅から見たところ

周囲の建物内にて

火葬場の周辺の建物は博物館になっていて、火葬場を小型化した模型や、火葬場に置いてある銅像の複製が置いてありました。博物館は4ヶ所ほどありましたが、僕は時間が足りず全部は回れませんでした。

周囲で写真を撮影する人々

一眼レフや三脚を使って撮影する人や、スマートフォンでセルフィーを撮る人がたくさんいました。タイの人は本当に写真好きですねー。

火葬場の北東の池から撮影

Twitter で教えてもらったんですが、火葬場の四隅には小さな池があり、そこから撮影すると水面に塔が映って綺麗です。この写真の撮影時刻は17時43分、ちょうど日没の時刻です。


それから約20分後の18時ちょうどに撮影した写真。空が朱く染まりました。


暗くなりました。火葬場に灯りが灯り始めます。

火葬場は、2017年11月30日まで一般公開されています → 2017年12月31日まで一般公開が延長されました。パスポートやタイの免許証などの、顔写真付きの身分証明書があれば誰でも入場可。服装も厳しくなく、お寺に行く程度の格好で大丈夫です。

こんなに綺麗なのに、今月末で壊しちゃうのはもったいないですね。延長を望む声も多いそうですが、今日になっても延長のアナウンスがないということは、予定通り今月末で取り壊すのでしょう。

(11月29日追記) 延長を求める声に応えて、2017年末まで一般公開が延長されました。またとない機会ですので、ぜひ見に行かれてはいかがでしょうか。