プライオリティ・レーンとは?
スワンナプーム空港で出入国するときに、下記に該当する方であれば、優先搭乗口であるプライオリティ・レーンを利用することができます。
- 外交官
- 公務員
- 航空会社のクルー
- APECビジネス・トラベル・カード(ABTC)所有者
- BOI
- タイランド・プリヴィレッジ・カード所有者
- 仏僧
- 70歳以上の高齢者
- 妊婦
- 幼児
- 障がい者
時間によっては長蛇の列になっている出入国手続きを回避して、あっという間に手続きが終わる、とても便利なプライオリティ・レーン。
もしあなたが、
- BOI(タイ国投資委員会)の奨励を受けている企業の社員・家族
- かつBOIが発行する労働ビザ・家族ビザを持っている
ならば、このプライオリティ・レーンの利用資格があります。
タイ出国時は、BOI の労働ビザを見せるだけで、プライオリティ・レーンを利用できます。
ただし、タイ入国時には、BOI が発行するレター、通称「BOI レター」が必要です。レターの入手は簡単ですし、一度入手すればビザの有効期限内はずっと使えますので、この機会に入手してはいかがでしょうか?
この記事では、BOIレターの入手法と、それに関わる詳細を説明しています。
確認! お持ちのビザは BOI ビザですか?
もしあなたが、MRTサームヤーン駅横、チャムチュリースクエアの18階にある、BOI ワン・ストップ・サービスセンターでビザを取得したのでしたら、それは間違いなく BOI ビザです。
ただし、地方にお勤めの方は、他の移民局で BOI ビザを取得しているかもしれません。ビザが BOI かわからなければ、パスポートのビザのページを見てください。
下の赤い四角の部分に、タイ語で「คณะกรรมการส่งเสริม」(投資委員会=BOI)と書いてあります。この表記があるのでしたら、それは BOI のビザです。
(BOI ビザの見本)
【タイ出国時】ビザを見せるだけ! BOI レターは不要
スワンナプーム空港での出国時には、BOI レターは不要です。
パスポートの BOI ビザを見せるだけで、プライオリティ・レーンを利用できます。
プライオリティ・レーンは出発階の中心付近にあります。
(出典:ANA)
【タイ入国時】BOI レターが必要!
スワンナプーム空港での入国時には、BOI レターが必要です。
プライオリティ・レーンで BOI レターを見せましょう。レターがないと一般の入国レーンに追い返される場合があります(笑)
(出典:ANA)
BOIレターの入手方法
BOI Single Window System のページを開くと、下の画面が表示されます。
ユーザー名とパスワードは、BOIの企業であれば担当者が把握していると思います。ここではその入手方法については説明しません。
上の画面の右側で、ユーザー名とパスワードを入力して、青いログインボタンを押してください。すると、次の画面に移りますので、上のメニューから、左から3つ目を選んでください。
(画面右上に、英語を選択できるメニューがあるのですが、現在は英語を選んでもタイ語のます)
申請書の提出を行う画面。上の[1]を選択してから、[2]のどちらかを選択するすると、利用できる申請の一覧が表示されます。このうち、5.1 と 5.2 が目的の申請です。
- 5.1 外国人および家族のプライオリティ・レーン利用申請(Out-In)
- 5.2 外国人および家族のプライオリティ・レーン利用申請(In-Out)
Out-In はタイから出国してから再入国する人、In-Out はタイに入国してから出国する人です。必要な方のリンクをクリックしましょう。
その後は、
- BOI 案件の一覧から、該当する BOI 案件を選択し、
- 長期ビザを取得している人物の一覧から、BOI レターがほしい人物を選択すると、
- メールアドレスを入力。そのメールアドレス宛に、BOI レターが送られてきます。
この手順は、特に説明しなくても、画面を見ながら進めればわかると思います。
BOI レターの見本
(日付、会社名等は消してあります)
一度入手した BOI レターは、ビザが切れるまで何度でも使えます。A4 2枚ですので、私は両面印刷して、失くさないようにパスポートにホチキスで止めています。
ぜひこの機会に BOI レターを入手して、スワンナプーム空港のプライオリティ・レーンを利用してみてください。
更新履歴
- 2018年8月9日:e-Expert System から Single Window System への移行に伴う修正
コメント
僕はチャムチュリーの18階でビザを取得しましたが、
勤務先はBOI企業ではなく、「คณะกรรมการส่งเสริม」(投資委員会=BOI)の
表示もありません。
勤務先企業がBOIでなくても、ワンストップサービスセンターでの
ビザ更新ができる用件を満たしているのだと思いますが、例外なのでしょうね。
ビジネスクラス利用で、ファストトラックを使ったことはありますが、
毎度ビジネスを使えるほど余裕もないです(笑)
こちらのウェブサイトの情報によると、
『ワンストップサービスの優遇サービスはすべての企業が利用できるのではなく、ある一定の対象企業のみとなります。主な対象企業として、B.O.I,工業団地公社(IEAT),振込資本又は資産額が3,000万バーツ以上の企業、駐在員事務所、支店等がございます』だそうですので、このどれかの条件に該当しているのでしょうね。